ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
朴と一緒に購買部へ行こうとしたら奥村燐を見つけた。
塾では無く、学校で鉢合わせるなんて珍しい。
人通りの多い中庭の片隅にあるベンチで弁当らしき包みを広げていた燐は、此方の顔を認めると少し後退さる様な素振りを見せた。
気に入らない。
ずんずん歩いて行って目の前に立ってやる。
「何よ」
なんか文句あるの。
ベンチに座る燐は出雲に見降ろされて歯切れ悪くごにょごにょ言った。
「いやまた汚いとか言われるかと思ってよ…」
汚い。
この間の合宿の時の話だ。
貸してくれたTシャツを洗って返した、其処までは良かったのだが、妙に感激されたものでつい、汚かったから洗っただけ、と言ってしまったのだ。
謂わば照れ隠し、だった。
しかし燐は其れを気にしているらしい。
「…洗濯してないの?」
合宿場所となったあの古びた寮には奥村兄弟しか居ないのだと聞いていた。
男だけの生活、しかも雪男の方はともかく、燐はとてもマメな性格をしているとは思えない。
洗濯などしていなのではないだろうか。
今度は此方が後退さりながら問う。
「してるよ!」
燐はがあ!と怒鳴った。
「でもよ、洗濯ってあんま好きじゃねえんだよな」
「洗濯機に突っ込めばいいだけでしょう」
あの寮は洗濯機もないのだろうか。
そう思ったが違うらしい。
「その後があるだろ。干すのがメンドくせえんだって。雪男はすぐ皺になるだのもっときちんと干せだの言うしよ…」
確かに言いそうだ。
そう思って少し笑う。
「あ、でも料理は得意なんだぜ」
「はあ?料理?」
料理なんて、洗濯よりも大変じゃないの。
得意だなんて信じられない。
此方の思考を読んだのか、燐は広げかけていた弁当を指し示す。
「ホントだって!ほらこの弁当も自分で作ったんだぜ」
そう言いながら開けられた蓋の内側には、彩りも綺麗な美味しそうな弁当が詰められていた。
美味しそうだ。
「これを、アンタが?」
これを燐が作ったなんて益々信じられない。
「おお!食ってみるか?旨いぞ」
ほれ、と笑顔で差し出されたのは玉子焼き。
突き付けられた箸の先の其れをじっと見つめる。
その間にも出雲の後ろを他の生徒が何人も通り過ぎていく。
ふっくら焼き上げられたそれは見た目も美味しそうだけれど。
『あーん』と口を開けろ、と言わんばかりの笑顔の前で。
「要らないわよ!」
思わず怒鳴っていた。
朴も居るし、此処は人目が多すぎる。
こんな状況で食べられる訳が無いじゃない!
END
***
燐出雲
出雲ちゃんはツンデレだし
こういう状況で食べてくれるはずがないかと。
END
***
燐出雲
出雲ちゃんはツンデレだし
こういう状況で食べてくれるはずがないかと。
「お、どうした龍亞龍可」
「傘ないの?」
雨の買い物帰り、クロウと荷物持ちのブルーノは、コンビニの前で双子と遭遇した。
問いかけると二人して同じ仕草で頷く。
「龍亞がコンビニで立ち読みに夢中になってるから」
「だって大会の記事が載ってたんだもん!」
学校帰りには降っていなかったが寄り道してるうちに、という訳らしい。
「んじゃ、貸してやるよ」
ほい、と差し出すと心配そうに龍可は言った。
「でも、クロウは?」
「オレはブルーノの傘に入れて貰うから」
大丈夫、と笑って見せる横でブルーノがにこやかに言った。
「相合傘だね!」
***
悪気なく言うブルーノちゃん。
でもきっとぽかって叩かれる(笑)
恋するカレンダー12題 2
離れて歩くずぶ濡れ相合傘。
お題Fortune Fate
「傘ないの?」
雨の買い物帰り、クロウと荷物持ちのブルーノは、コンビニの前で双子と遭遇した。
問いかけると二人して同じ仕草で頷く。
「龍亞がコンビニで立ち読みに夢中になってるから」
「だって大会の記事が載ってたんだもん!」
学校帰りには降っていなかったが寄り道してるうちに、という訳らしい。
「んじゃ、貸してやるよ」
ほい、と差し出すと心配そうに龍可は言った。
「でも、クロウは?」
「オレはブルーノの傘に入れて貰うから」
大丈夫、と笑って見せる横でブルーノがにこやかに言った。
「相合傘だね!」
***
悪気なく言うブルーノちゃん。
でもきっとぽかって叩かれる(笑)
恋するカレンダー12題 2
離れて歩くずぶ濡れ相合傘。
お題Fortune Fate
校舎を出ると雨が降っていた。
結構な土砂降りだ。
海岸に停泊中のクルーザーまでは少し遠い。
船の中で生活しているエドはほんの少し躊躇した。
土砂降り、だけが理由ではない。
雨というと、父の墓の前で佇んでいた自分に傘をさしかけてくれた、斎王のことを嫌でも思い出してしまうから。
あの頃と随分変わった。変わってしまった。
「あれ、エド。傘忘れたの?貸してあげようか?」
「・・結構だ」
後ろからやってきたのは翔だった。
「遠慮しなくてもいいよ。ボク、アニキの傘に入れて貰って帰るから」
断ったのに、ぐいぐいと傘を押しつけてくる。
傘を借りたいと、一緒に一つの傘に入りたいと
願っているのは一人だけ。
けれど今は遠い存在になってしまった。
エドは押しつけられた傘を持ったまま、ただ、斎王を想うしかなかった。
***
せっかく貸してくれたのに使わずに濡れて帰る意地っ張り
恋するカレンダー12題 2
離れて歩くずぶ濡れ相合傘。
お題Fortune Fate
結構な土砂降りだ。
海岸に停泊中のクルーザーまでは少し遠い。
船の中で生活しているエドはほんの少し躊躇した。
土砂降り、だけが理由ではない。
雨というと、父の墓の前で佇んでいた自分に傘をさしかけてくれた、斎王のことを嫌でも思い出してしまうから。
あの頃と随分変わった。変わってしまった。
「あれ、エド。傘忘れたの?貸してあげようか?」
「・・結構だ」
後ろからやってきたのは翔だった。
「遠慮しなくてもいいよ。ボク、アニキの傘に入れて貰って帰るから」
断ったのに、ぐいぐいと傘を押しつけてくる。
傘を借りたいと、一緒に一つの傘に入りたいと
願っているのは一人だけ。
けれど今は遠い存在になってしまった。
エドは押しつけられた傘を持ったまま、ただ、斎王を想うしかなかった。
***
せっかく貸してくれたのに使わずに濡れて帰る意地っ張り
恋するカレンダー12題 2
離れて歩くずぶ濡れ相合傘。
お題Fortune Fate
正直、何故遊馬が此れほどまでにこの凌牙という少年に執着しているのか理解出来ない。
彼は、遊馬の幼馴染である小鳥という少女や、学校の友達である鉄男や委員長と違って、毎日顔を合わせる存在ではない。
つまり、それほど親しい間柄ではないと推測する。
その上彼はもうナンバーズを所持していないのだ。
アストラルは彼に興味が無い。
デュエリストとして確かに強いし、其処については興味があると言えるが、遊馬ほどのこだわりはない。
エスパーロビンこと風也のような、辛い寂しい、といった感情を彼は抱えているようにも見える。
しかし風也の時のように、進んで彼を助けたいとも思えない。
まあつまり平たく言えば、何となく気に食わない、のだ。
遊馬が彼に執着しているのが。
何となく、という説明のつかない感情をアストラルは正直持て余しているのだ。
***
其れを人はヤキモチを焼いていると言うのですアストラル!(^O^)/
