ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
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仲間には手を出さない、と約束はしたが、ボスの座を狙うことは諦めない。
そんなわけでシシドは椎名に喧嘩を吹っかけては、返り打ちにあっている。
其れは動物園のお馴染みの風景になりつつある。
「でももうちょと手加減してください」
壊れた檻の前で華は園長に苦情を申し立てた。
今回はちょっと物を壊し過ぎたらしい。
やりすぎた、と思ったのかぷいとそっぽを向くシシドと、何の反省もなさそうな椎名。
だが思うところがあったのか、ふむ、と考えて椎名は言った。
「そうじゃな、五月蠅い子供には少しお仕置きが必要かもしれんな」
「お仕置きー?」
「知っているか、シシド」
「うさぎは一年中発情期なんじゃ」
「・・は?」
シシドはその言葉の意味を理解する前にずるずる引きずられて行った。
***
お仕置きって言ったらね!
一年中ってのはホントらしいですよ。
正確には発情期が無く年中可能ってことらしいですが。
「わりぃ、牛尾。オレ、辞めたいんだ」
「そうか」
「・・随分あっさりしてんな」
牛尾の簡潔な返答にクロウは拍子抜けしたようだ。
「まあそのうち言いだすだろうと思ってたしな。鉄砲玉だか烏だか知らねえがお前が一所に落ち着いて居られるような性格じゃねえことはわかってるよ」
退職するために必要な書類を用意しながら牛尾は言った。
「まあオレとしちゃお前みたいな奴、手放したくないんだがな」
正直な話、手放したくない。
非常時に市民の安全を優先し、率先して行動出来る、いざと言う時に頼りになる存在。
そんな人材は当然数が少ない。
それをだれが手放したいと思うだろう。
だが翼を持つ者が飛びたいと願うなら、其れを止めることは意味が無い。
それならば。
「事務には話通しとく。そのかわり今月いっぱいは今まで以上にバッチリ働いて貰うから覚悟しとけ」
「お、おう!」
退室するクロウの背を見送って牛尾は苦笑した。
「なんだかなあ、まったく」
「親にでもなった気分だぜ」
***
お父さん気分な牛尾さん
巣立ちが嬉しいような寂しいような。
お父さんて歳じゃないだろうけど(笑)
クロたんはプロになるの・かな?
つか私は牛尾さんが好きすぎるな。
荷物を届けて、シティへ帰る時は、京介はほんの少し寂しそうな顔をする。
隠そうとしているらしいから、クロウも気が付かない振りをする。
気が付かない振りをしたって、本当はわかってる。
京介も昔と違って大人になったけれども、かまって欲しい寂しがり屋、という本質はそうそう変わらない。
だけど、京介もこの街でやることがあるし、クロウにだって仕事も大会もある。
だから、此れからも頑張るための、帰りの台詞はいつも同じだ。
「じゃ、またな!」
次を約束する、言葉。
***
また会う約束があれば頑張れるよ
恋するカレンダー12題 2
さよならまた明日、嫌いじゃないよ。
お題Fortune Fate
