ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
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「何だ牛尾か」
「なんだじゃねえよ。ご挨拶だなおい」
ポッポタイムの玄関を開けたら、下のガレージに居た遊星が此方を見上げてそう言った。
年長者に向かって全く失礼な言い草だが、此方の返答に笑う様は可愛らしい。
子供とはいえ、成人も近い男相手に可愛いという表現もどうかと思うが、生い立ちのせいか大人びた固い表情の多い遊星が柔かい顔で微笑むとどきり、とすることがある。
昔はもっと刺々しい雰囲気を持っていた。
全身で此方を嫌いだと言っていた。
そうだ、前は「何だお前か」と言われたのだった。
名前を覚える気もなかった。
自分が変わったのか
遊星が変わったのか
そんなことを考えている間に遊星は丁度休憩しようと思っていたんだ、などと言ってまた柔らかく微笑むのだ。
***
最初の頃は仲良くなれるって思ってなかったよなぁ
恋するカレンダー12題 2
玄関開けたらあなたとはちあわせ。
お題Fortune Fate
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小腹が空いたので底値で買ってきたチョコを食べていたら、鬼柳がやってきた。
「お、いいもん食ってるじゃん。一個くれよ」
「ん」
小さな12個入ったチョコはまだたくさん残っていたので箱ごと差し出してやる。
が、鬼柳は其れに手を出そうとはしなかった。
「食わねえの?」
「食べさせて❤」
一応聞いてみると思っていた通りの言葉が返ってきた。
馬鹿かてめえは。
「お前ぜってえ指舐めるからやだ」
「・・・・・舐めないって」
嘘付け、何だ今の間は。
「もうやんねえ」
箱を引き寄せて自分の口へ一粒放り込む。
と、急に引き寄せられて、ペロリ、と唇を舐められた。
「指じゃなきゃいいんだろ?」
***
ばれんたいーん
殴りたいけど我慢したところが甘さ、というか貴重なデレ(笑)
恋するカレンダー12題 2
たまには甘いのあげようか、って。
お題Fortune Fate
「うーん・・・」
「どうしたのえりか」
朝から机に突っ伏して唸っていたえりかがいつきの声にがばり、と顔を上げた。
「ねえいつき、私ってさ、子供っぽい?」
「え、どうしたの急に」
確かにえりかは大人っぽいとはお世辞にも言えないが、突然の質問に驚いた。
何かあっただろうか。
今朝もいつも通りだったはずだけれど。
「さつきさんがさー私の頭撫でてくれるじゃない?」
なでられるのはすごくすごく嬉しいんだけど、とえりかは言う。
「もしかして私がふたばちゃんのほっぺぷにぷにするのと一緒なんじゃないかと思ってさ」
もしかして、お子様扱いされてる?
えりかは腕を組んで首を傾げる。
「えりからしくないなぁ」
いつきは笑った。
思ったことを全部口に出してしまうのはえりかの短所でもあるけれど、長所でもあるといつきは思っている。
思ったことを隠さない、嘘のつけない正直者。
「それ、いつもならお兄さまに直接聞くんじゃない?」
「そっか、・・・そうだよね!」
えりかは今気が付いた、と言った顔をした。
「そうだよね、何で私さつきさんに聞けなかったんだろう??」
再び首を傾げるえりかの疑問の答えを、いつきは知っていたが言う気はなかった。
自分で気が付かなければ意味がない。
***
さつえり。
最終回でも「おはようございます」ってえりかだけが挨拶してたし
無駄と知りつつ推してみる(^^ゞ
