忍者ブログ
<< 2026/10 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  >>
ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「ところで」
文化祭でのファッションショーが終わって、ももかが言った。
「この服は貰ってもいいのかしら?」
「もちろんだよ」
えりかは答える。
「もも姉のサイズに合わせて作ったんだし。出演料代わりに貰ってよ」
「そう、ありがとう」
「・・・気に入ってくれたの?」
「ええ。とっても可愛いし、動きやすいわ。流石部長」
「えへへそれほどでも」
「嬉しそうですね、えりか」
つぼみが言った。
うん、と大きくえりかは頷く。
「わたしさ、ちょっと前までもも姉のことすごく羨ましかったんだよね。美人で人気モデルで背も高いしモテルし」

「だからもも姉に褒めて貰うのが一番嬉しいかも」
認めて貰ったみたいで。

***
文化祭後。
すっかり仲良し姉妹だなって。

拍手

PR

植物園に、百合は居た。
珍しい花が咲いたのだと、薫子に呼ばれたからだ。
花は好きだけれど、この場所は最近少し苦手だった。
つぼみやえりかがやってくるから。
つぼみは薫子の身内だし、えりかはそのつぼみの親友だから、居ても何の不思議もない。
だけれど、プリキュアでない今の自分に、彼女たちとの会話は苦痛な時があった。
今日もそうやって、結局一緒にお茶をしている。
「そう言えばゆりさん、さっき、お花を咲かせるのに必要なもの、揃ってるねって話をしてたんですよ」
「花を?」
「大地と、水とおひさま!」
えりかは一人づつ指差しながら言う。
「・・よかったわね」
プリキュアがもう一人増えた。
戦力が増した、其れは本当に良かったと思う。
よかった、はずなのに。
何処か寂しいと感じるのは何故だろう。
プリキュアの種が欠けていて変身が出来ない。
そう言って何もせずただ傍観を決め込んでいるのは、自分自身だというのに。
「其れで思ったんですけど、ほら、夜咲く花って有るじゃないですか。月明かりの下で咲く花」
「え、」
「なんだっけ、あったよねぇつぼみ」
「月下美人ですね!」
「そういう花もあるし、だからやっぱキュアムーンライトもこころの大樹を元気にするのに必要だと思うんです」
「わたし、は」
「わかってます!でも私たちゆりさんがキュアムーンライトとして戻って来てくれるの待ってます!!」
「って言っておきたかったんです」
言うだけ言って満足したのか、えりかは大福を食べる作業に戻ってしまった。
その様子に少し呆気にとられる。
新しいプリキュア、キュアサンシャインと紹介されたいつきがくすりと笑った。
「えりかってホント良くも悪くもマイペースですよね」
「そうね」
「でも、其れに振り回されるのも悪くないなって、ボクは思うんです」
 
「そうね」
必要だと言ってくれた。
其れは確かに嬉しかったから。

***
お花を咲かせるのに~の続き
まあもうムーンライト復活したし今更なんですが
せっかく書いてほぼ出来てたのに勿体ないな、と(^^ゞ

拍手


「クロウは何処に行った」
「・・・鬼柳の処だ」
一拍置いて遊星は答えた。
「まったく!」
ジャックは不機嫌な顔を隠そうともせず、ソファにどかりと腰を下ろす。
ジャック・アトラスという男は幼馴染である自分たちを、まるで所有物のように思っていて、まったく扱い辛い。
一度は何もかも捨てて、サテライトを出て行ったというのに、身勝手な話だ。

だがそんな執着も、嫌ではない。

必要とされているのだと、此処に、ジャックの傍に居ていいのだと思えるから。

「またご機嫌斜めなのジャック」
ブルーノがやってきて、ソファの上に踏ん反り返るジャックを見て言った。
「クロウはあの街にお嫁に行くんだから仕方ないじゃな・・いったー!!暴力反対ぃ!!」
言い終わる前にブルーノはジャックにゴツンと殴られていた。
涙目で抗議するブルーノを見ながらため息をつく。
ブルーノの大らかでノンビリとした性質は彼の長所でもあるが、そろそろ空気を読むことを覚えたほうがいい。

***
久々にジャ遊を書こうとしたら
娘(違)の外泊が許せない親父ジャックになった(笑)
「クロウは嫁になどやらん!」みたいな

誰も青野の「嫁に行く」発言に突っ込みを入れてないところが我ながらナイス(笑)

拍手


見舞いも兼ねて大福持ってシティへ行ったら、当の本人は超元気だった。
まだ包帯も取れない癖にすでに仕事してる。
前みたいにDホイール乗れないような骨折してなくて本当に良かった・・じゃなくて。
怪我人なんだからまだ大人しくしてろって。
とか言ったところで聞くわけがないと分かっているが。
でもな、本気で心配したんだぞ。
まあ鉄砲玉のクロウがそう簡単にくたばるようなヤツではないと重々承知してるけどな。
まったく無茶ばっかりしやがって。
デュエルだと速攻でガンガン攻めてくるようで、その実しっかり計算と策略巡らせてくるくせに、大事な者のためとなったら自身を傷つけることも厭わない。
まったくすごいやつだよお前は。
なんて考えていたらオレの視線をどう取ったのか、大福を一個差し出してきた。
「・・・食う?」
大福が欲しくて見てたんじゃねえっての。
勘と察しはいいくせに時々鈍いな。
ああもうそれ全部食っていいから。
大福でそんな嬉しそうな顔するなよ。
また買ってやりたくなるだろ。

***
京介の前でもふもふ大福食うクロたん

拍手


「全くクロウは無茶ばかりする」
「遊星に言われたくねえんだけど。まあでも今回はちっとばかりしんどかったな」
何でもないことのようにクロウは笑う。
遊星は言った。
「だが勝てたのはクロウのおかげだ」
「オレの?」
「ああ」

攻撃力15500。
仲間の誰もが敵わない、敵うはずがないと思っていた。
けれどクロウの頑張りが、託された思いが、チーム内の空気を変えたのだ。

「出るときにアキにも『しっかりね』と言われたしな」
遊星の言葉にクロウはニヤッと笑った。

「オレのおかげってよりも、ソレが勝因じゃねえの」

***
可愛いあの子にしっかりねなんて言われたら
頑張るしかないよねってことで。

いやしかしクロたんがデュエルする前は皆本当に暗い顔してたのに
遊星たんが出るときはアキちゃんも青野も顔つきが違ったもの
クロたんの自分が攻撃をしのぐよりも
次へ繋ぐことを優先したあのデュエルが
皆の意識を変えたのだと思うのですよ。

拍手