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ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
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「あ、白夜叉の旦那ぁ」
のんびりした声に銀時は食べていた団子を落としそうになった。
口を開けたまま、へらりと笑って山崎が手を振るのを見る。
「…ジミー」
「こんなトコで油売ってちゃ駄目じゃないですか。新八くんに怒られますよ。仕事もしないで何やってんですかって」
新八の口調を真似て山崎は笑う。
銀時は唇を尖らせるとあげ足で返した。
「油なんて売ってないよ、団子食ってるだけです」
山崎の方はわかりやすくお使い帰りといった風情だ。
買い物袋から大量のマヨネーズチューブが覗いている。
「つかさージミー、キミねえ、その呼び方止めてくれる?」
「旦那?」
「いやその前」
「ああ白夜叉…嫌なんですか?」
嫌に決まってる。
こんな人の多い所でその名で呼ばれたいと誰が思うだろう。
わかっている筈なのにしれっと嫌なんですか、なんて聞くとは、意外にいい性格だ。
「嫌っていうかさーほら銀さん今は善良な市民じゃん。そんな昔の名前で呼ばれたらドキッとしちゃうわけよ」
山崎は笑った。
「そりゃ脛に傷持つ身だからですよ」
「…結構言うね、ジミー」
銀さん傷ついちゃったよ。
態とらしく傷心のポーズを取ってしょぼくれて見せるが山崎は笑うばかりだ。
先ほど落としかけた団子を口に押し込みながら、銀時は山崎を見る。
そういえばこの地味な男は監察なのだった。
「ジミーさー、実はオレが白夜叉だって前から知ってた?」
見廻り組とのごたごたの中で、白夜叉だと名乗った時、真選組に特に動揺は見られなかった、と思う。
むしろ、ああやっぱり、的なカンジだった。
山崎は笑って答えた。
「1万年と2000年前の出来事じゃあるまいし、調べりゃ本名なんか出てくるもんですよ」
「泳がしてたってわけか」
「いや、そういう訳じゃないですけど。旦那、善良な市民ですもん」
泳がしていたのならヅラがうろうろしている時に踏み込んで来てもおかしくは無いだろう。
そうしなかったということは、一応『善良な市民』として信用はされていたということになる、のだろうか。
そういう訳じゃない、という言い方からしてヅラの隠れ家くらいは突き止めて居そうではある。
「…意外に仕事出来る子だったんだね。ジミー」
「しみじみ言わないでくださいよ」
山崎は笑った。
「まあでも」
どっこいしょ、と隣に腰掛けて山崎も団子を注文する。
「オレは地味なだけが取り柄の男ですけど、旦那みたいな人は平和な時よりも非常時に輝く人だと思いますよ」
運ばれてきた茶を啜って続ける。
「いっそ真選組に入りませんか?旦那の腕ならすぐに隊長クラスになれると思いますよ」
「…それ本気で言ってるのジミーくん」
思いがけない勧誘に少し声が低くなる。
山崎は其れに気がつかないようにまた笑った。
「旦那の腕を腐らせておくのは勿体ないかなと思いまして」
「オレは善良な一般市民ですよ」
「そうですね」
 

「ホント言うとオレも新八くんやチャイナさんと一緒にワイワイやってる旦那の方が好きです」

 
にこ、と笑って山崎は立ち上がった。
運ばれてきた団子の料金を払って、銀時の方へそっと寄せる。
「じゃ、また。道草食ってないでちゃんとお仕事してくださいね。『万事屋の旦那』」
「道草なんて食ってないよ。団子食ってるだけです」
銀時の減らず口に楽しそうに笑って、山崎は帰って行った。
山崎のおごりの団子を口に入れながら思った。

意外に侮れない。


END
***
銀山
山崎本当は出来る子説を主張したいのだけれども
たまの一件で不安になってきました(^^ゞ
お前ちゃんと仕事してんの…
まあしかし書きかけが勿体ないので仕上げてUP

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昔、マーサハウスに居た頃、遊星の髪型を蟹みたいだ、と言った奴がいた。
正直成程、と納得したもんだ。
でも今はアレはネコミミなんじゃないかと思っている。
人間の耳よりよっぽど良く聞こえる耳。
遊星は猫に似てる。
パソコンに向かっていた遊星がその手を止めて扉の方を見ている。
しばらくすると車が来てポッポタイムの前で停まった。
此処にDホイールじゃなく車でやってくる奴と言えば限られている。
「よお、居るか?」
「牛尾」
牛尾のおっさんはサテライト住民をクズクズ連呼するそりゃあもう物凄く嫌な奴だったそうだが、ダークシグナーとの戦いの中で考えを改めたのだそうだ。
年を取れば取るほど、自分の考えを改めて謝罪するって、特に年下の人間に対してそうするのって難しいと思うんだ。
牛尾のおっさんはその点根底の所でデキた人間だったってことなんだろう。
だからきっと遊星も今は。

「猫の尻尾がピンと伸びてる時ってご機嫌な時なんだってよ」

そう言ったら牛尾も遊星も何の話だって怪訝な顔をした。


***
遊星たんが牛尾さんと仲良しなのがちょっとつまんないクロたん、みたいな。

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『今年のイエローTOPは相当デキるらしいぜ』
4月に入った途端流れ出した噂は、最後に必ずこう付け加えられていた。
『万丈目だって負けるかもしれないな』
明らかに悪意のある噂。
万丈目がピリピリするのも無理はない話だろう。
中学からの持ち上がりで、自分はエリートであるという自覚があった。
あんな奴に負けるわけがない。
「…おい、何をしている」
「ああ、ごめん。数式を解いていたらいつの間にか…」
廊下にまで数字を書き散らし、三沢はへらりと笑う。

こんな奴に負けるわけがないではないか。

奴の一挙一動がいちいち気に障る。

***
意識してる。

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