ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「双子って片方に何かあるとわかるっていうよな」
「あーなんかそんなん聞いたことあるわ」
精神が繋がっているのか、それとも同じ遺伝子が呼びかけるのか。
「オレらクローンにもそゆのあるって上の連中は知らねえのかな」
「知らねえんだろ」
馬鹿だなアイツら。
『鬼柳』は高く笑った。
『クロウ』も一緒に笑った。
クローンたちは独自のネットワークで必要な情報は共有している。
戦争が終わり、無用の長物となった『クロウ』たちはすべて処分されることになった。
どれほど戦いに貢献しても、クローンに人権などない、ただの粗大ゴミ扱いだ。
「で、どうすんだよ?」
「わかってんだろ」
にやりと笑って『クロウ』は言った。
「こっちに来る『鬼柳』のために出来るだけたくさん『オレ』を助けておいてやらねえとな」
此方に居る『鬼柳』達が送った情報で向こうに居る『鬼柳』たちはやってくるだろう。
『鬼柳』達は皆『クロウ』を欲しているから。
「せっかく来るのにご褒美がなきゃ可哀想だろ」
***
そうして皆で逃げて京クロの国を作るのですよ
PR
大勢の『クロウ』が此れから起こる戦闘のために待機している大部屋の扉が音を立てて開いた。
『鬼柳』だ。
一人の『クロウ』が連れ帰ってきた『鬼柳』。
しかしこの『鬼柳』は他の者とは少し違っていた。
白目の部分が黒いので見ただけで誰の『鬼柳』が判別できる。
『クロウ』達の視線が『鬼柳』に集まる。
そんな視線を気にすることなく、まっすぐ一人の『クロウ』に近づくと言った。
「置いてくなよ」
『鬼柳』を連れ帰った『クロウ』には小さいながらも個室が与えられている。
目が覚めたら置いてきぼりだったのだ。
それには答えず『クロウ』は言った。
「・・・お前なんでオレがわかんの?」
此れだけたくさんの『クロウ』の中で真っすぐ自分の処へ歩いてくるとは思っていなかったのだろう。
『鬼柳』は笑った。
「だってお前、オレの匂いがするもん」
素直に自分の腕に鼻を近づける『クロウ』に『鬼柳』は高い声で笑った。
本当は匂いなんかしない。
ただ、自分を見る目が違うだけだ。
多分それは自分にしかわからない違いなのだろうが。
これが特別、ということなのだろうか。
***
まだ続く。
ずっと、不思議だった。
どうしてあの『鬼柳京介』は自分の『クロウ・ホーガン』を見分けることが出来るのか。
「お前が『クロウ・ホーガン』か。お前の噂はゴミタメまで届いてるぜ!」
「『鬼柳京介』、か?」
それは今まで『クロウ・ホーガン』が見た、どんな『鬼柳京介』とも違っていた。
決定的に違うのは、その目。
『クロウ』の様子に気が付いたのか、『鬼柳』はケタケタと甲高い声で笑った。
ゴミタメ
「言ったろ、廃棄場って!」
量産型クローンはいくらでも作れるし、替えが効く分、少しでも不具合を見つけた場合、簡単に処分される。
それは『クロウ』も同じこと。
「そっちに『鬼柳京介』が一人寝返ったそうじゃないか」
先日一人の『クロウ・ホーガン』が連れ帰った『鬼柳京介』は、その『クロウ』を守って此方側で闘っている。
「ゴミタメん中じゃ、今、実しやかに囁かれてんのさ」
目の前の『鬼柳』は言った。
「『クロウ・ホーガン』をモノにすりゃ、生き残れるってな!」
「ふざけんな!」
思いっきり腹を蹴り上げて、転がった『鬼柳』に馬乗りになる。
「誰が『お前』のモノだ」
「お前が『オレ』のモノになるんだよ」
ずっと、不思議だった。
あの『鬼柳京介』がただ一人の自分の『クロウ・ホーガン』がわかることが。
皆同じクローンなのに。
自分も『自分だけ』を見つけてくれる人間が欲しかったのだ。
***
と、いう昨日の中二の続きのような。
どうしてあの『鬼柳京介』は自分の『クロウ・ホーガン』を見分けることが出来るのか。
「お前が『クロウ・ホーガン』か。お前の噂はゴミタメまで届いてるぜ!」
「『鬼柳京介』、か?」
それは今まで『クロウ・ホーガン』が見た、どんな『鬼柳京介』とも違っていた。
決定的に違うのは、その目。
『クロウ』の様子に気が付いたのか、『鬼柳』はケタケタと甲高い声で笑った。
ゴミタメ
「言ったろ、廃棄場って!」
量産型クローンはいくらでも作れるし、替えが効く分、少しでも不具合を見つけた場合、簡単に処分される。
それは『クロウ』も同じこと。
「そっちに『鬼柳京介』が一人寝返ったそうじゃないか」
先日一人の『クロウ・ホーガン』が連れ帰った『鬼柳京介』は、その『クロウ』を守って此方側で闘っている。
「ゴミタメん中じゃ、今、実しやかに囁かれてんのさ」
目の前の『鬼柳』は言った。
「『クロウ・ホーガン』をモノにすりゃ、生き残れるってな!」
「ふざけんな!」
思いっきり腹を蹴り上げて、転がった『鬼柳』に馬乗りになる。
「誰が『お前』のモノだ」
「お前が『オレ』のモノになるんだよ」
ずっと、不思議だった。
あの『鬼柳京介』がただ一人の自分の『クロウ・ホーガン』がわかることが。
皆同じクローンなのに。
自分も『自分だけ』を見つけてくれる人間が欲しかったのだ。
***
と、いう昨日の中二の続きのような。
『鬼柳京介』をどれでもいいから一人、生きたまま連れ帰ってこい。
それが『クロウ・ホーガン』にされた命令だった。
特に歯向かうべき理由もない。
拒否すればその命令は別の『クロウ・ホーガン』が遂行する。
そうして拒否した自分、『クロウ・ホーガン』は処分されるだろう。
それだけだ。
量産クローンは使い捨て同然、他に代わりなんていくらでも作れる。
転がった『鬼柳京介』の中からソレを選んだのはただ、比較的外傷も少なく、綺麗な状態だったから。
それだけだ。
連れ帰った『鬼柳京介』が敵の情報を吐かせるためにどんな拷問を受けたのか、もしくは洗脳でもしようとしたのか、それは『クロウ・ホーガン』の仕事ではないから知らない。
ただ、その後無気力になり、死にたがるようになった『鬼柳京介』の面倒をみるように命令された。
まだ利用価値があると上層部は判断したのだろう。
決して死なすなという命だった。
それだけ、だったのに。
その『鬼柳京介』は『クロウ・ホーガン』にとって特別な存在となった。
***
戦闘能力に特化したクローンを量産して戦争してる
という大変中二なカンジの。
京介もクロたんもいっぱいいるという。
それが『クロウ・ホーガン』にされた命令だった。
特に歯向かうべき理由もない。
拒否すればその命令は別の『クロウ・ホーガン』が遂行する。
そうして拒否した自分、『クロウ・ホーガン』は処分されるだろう。
それだけだ。
量産クローンは使い捨て同然、他に代わりなんていくらでも作れる。
転がった『鬼柳京介』の中からソレを選んだのはただ、比較的外傷も少なく、綺麗な状態だったから。
それだけだ。
連れ帰った『鬼柳京介』が敵の情報を吐かせるためにどんな拷問を受けたのか、もしくは洗脳でもしようとしたのか、それは『クロウ・ホーガン』の仕事ではないから知らない。
ただ、その後無気力になり、死にたがるようになった『鬼柳京介』の面倒をみるように命令された。
まだ利用価値があると上層部は判断したのだろう。
決して死なすなという命だった。
それだけ、だったのに。
その『鬼柳京介』は『クロウ・ホーガン』にとって特別な存在となった。
***
戦闘能力に特化したクローンを量産して戦争してる
という大変中二なカンジの。
京介もクロたんもいっぱいいるという。
