ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
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「父さんに、叩かれたんだ」
ゾーンとの戦いを振り返る時、遊星が必ず言うことがある。
「そんなに嬉しかったんかね」
オレの言葉に、くだらん、とジャックは言った。
「叩かれるのが嬉しいなどと馬鹿馬鹿しい。信じ難い奴だ」
「別に叩かれたのが嬉しかったわけじゃねえだろうよ」
遊星粒子は人の心を映すという。
モーメントの一番近くに居た遊星の親父さんの息子を想う心が其処に強く残っていたとしても何ら不思議はない。
「親父さんに叱って貰ったのが嬉しかったんだろ」
どれだけ自分を大切に思っていてくれたかわかったから。
ゾーンとの戦いを語る時、遊星が必ず言う言葉がある。
そしてオレとジャックの話は必ず「此れからは俺たちがガンガン叱ってやんないとな!」と締めくくられるのだ。
***
パパに負けないくらい
ジャックもクロたんも遊星たんが好きだよって。
「ゾーン、一つ聞いてもいいか」
機械のアームを操作するゾーンの後姿にアポリアは話しかけた。
横たわった身体はまだ動きそうもない。
「なんでしょう」
此方を振り返ったゾーンに質問をぶつける。
「君のその頬のマーカー・・・不動遊星と同じものだな」
「ええ」
ゾーンは頷いた。
「私は英雄になりたかった、愚かな男です」
英雄になりたかった。
英雄になれば、皆を、人類を救えると思っていた。
浅はかで愚かな男だ、とゾーンは言う。
「結局誰一人救えなかったくせにしつこく足掻くこの愚かな私に、もう少し力を貸してくれますか、アポリア」
「勿論だ」
アポリアは言った。
キミほど人間を愛した男はいないのだから。
***
大会直後、アポリアたんがアーククレイドルに回収されたあたりなカンジで。
「自分自身」を捨てて「他人」になってまでも
人類を救いたかったゾーン様の本気をみた。すげえ。
そんな人だからアポリアたんたちも死んだ後まで
ゾーン様の手助けをしたいと思ったんだろうな。
しかし未来の遊星たん本人ではなくて心底ほっとした・・・
