ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
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「お前ら見てるとすごくムカつくんだよねぇ」
ルチアーノは言った。
「何処へ行くのも一緒で、馬鹿みたいに手ぇ繋いじゃってさ。あの手が突然無くなっちゃったらどんな風になるんだろうって、ボクみたいに泣き喚けばいいのにって思ってた」
手を引いてくれていた両親が、一瞬で消えてなくなった。
残っていたのは地面に描かれたクレーターだけ。
あの時の自分みたいに絶望すればいい。
「そんなの間違ってるわ。あなたの気持ちもわからないではないけど、自分が不幸な目にあったからって人も不幸になればいいなんて」
龍可の答えにルチアーノは甲高い声で笑った。
「あっは!思った通りの答えだよ。さっすが優等生!良い子の見本だね!!」
そんなことは知ってるよ。
自分が不幸だからって人の幸福を妬むなんて悪いことだって。
だけど他にどうすればボクの望むあの手は帰ってくるの。
***
ルチたんたち可哀想で切ない
爺ちゃんが泣くのを見て貰い泣きしそうになったよ;
過去の人間を不幸にしても
そうすれば大切なものを失うことはないよって言われたら
其れに縋るよなあ・・
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「なあ其れ一口くれよ」
自分の買った缶珈琲を握ったまま、人の飲みかけオレンジ100%を見て言う。
「自分のあんだろが」
珈琲の後にオレンジなんて、かなり酸っぱく感じると思うんだけど。
しかし言い出したらやるまでしつこい奴なので、仕方なく渡してやる。
鬼柳は一口飲んでスッパい、と言った。
馬鹿か。
いつもこんな調子だ。
「人のもんばっか欲しがってんじゃねえよ」
「そんなことねえよ、一番欲しいものは人のもんじゃねえもん」
「・・・何が欲しいんだよ」
何に対しても特に執着の無さそうなコイツが、一体何を欲しているのか興味があって聞いてみる。
鬼柳は綺麗な顔に綺麗な笑みを浮かべてさらっと言った。
「クロウ」
何言ってんのコイツ。
やっぱ馬鹿だ。
「オレはオレのもんだ」
「そっか。んじゃやっぱ人のもんばっか欲しがってるなあオレ」
けらけらと笑う鬼柳は、やっぱり馬鹿にしか見えなかった。
***
欲しがり。
「クロウは何処に行った」
「・・・鬼柳の処だ」
一拍置いて遊星は答えた。
「まったく!」
ジャックは不機嫌な顔を隠そうともせず、ソファにどかりと腰を下ろす。
ジャック・アトラスという男は幼馴染である自分たちを、まるで所有物のように思っていて、まったく扱い辛い。
一度は何もかも捨てて、サテライトを出て行ったというのに、身勝手な話だ。
だがそんな執着も、嫌ではない。
必要とされているのだと、此処に、ジャックの傍に居ていいのだと思えるから。
「またご機嫌斜めなのジャック」
ブルーノがやってきて、ソファの上に踏ん反り返るジャックを見て言った。
「クロウはあの街にお嫁に行くんだから仕方ないじゃな・・いったー!!暴力反対ぃ!!」
言い終わる前にブルーノはジャックにゴツンと殴られていた。
涙目で抗議するブルーノを見ながらため息をつく。
ブルーノの大らかでノンビリとした性質は彼の長所でもあるが、そろそろ空気を読むことを覚えたほうがいい。
***
久々にジャ遊を書こうとしたら
娘(違)の外泊が許せない親父ジャックになった(笑)
「クロウは嫁になどやらん!」みたいな
誰も青野の「嫁に行く」発言に突っ込みを入れてないところが我ながらナイス(笑)
見舞いも兼ねて大福持ってシティへ行ったら、当の本人は超元気だった。
まだ包帯も取れない癖にすでに仕事してる。
前みたいにDホイール乗れないような骨折してなくて本当に良かった・・じゃなくて。
怪我人なんだからまだ大人しくしてろって。
とか言ったところで聞くわけがないと分かっているが。
でもな、本気で心配したんだぞ。
まあ鉄砲玉のクロウがそう簡単にくたばるようなヤツではないと重々承知してるけどな。
まったく無茶ばっかりしやがって。
デュエルだと速攻でガンガン攻めてくるようで、その実しっかり計算と策略巡らせてくるくせに、大事な者のためとなったら自身を傷つけることも厭わない。
まったくすごいやつだよお前は。
なんて考えていたらオレの視線をどう取ったのか、大福を一個差し出してきた。
「・・・食う?」
大福が欲しくて見てたんじゃねえっての。
勘と察しはいいくせに時々鈍いな。
ああもうそれ全部食っていいから。
大福でそんな嬉しそうな顔するなよ。
また買ってやりたくなるだろ。
***
京介の前でもふもふ大福食うクロたん
