ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
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「沖田隊長、報告書書けましたか」
「んなもん書く気にもなりませんや」
机の上に顎を載せてブスっとした顔で沖田は言った。
まあ予想通りだな、と山崎は思う。
報告書とはいっても実質反省文みたいなものだった。
其れを書きあげるまで絶対寝かせるな、という副長のお達しで、山崎は様子を見に来たのだ。
そんなんオレに任せないでくださいよと思う。
「そんなこと言ってないでさっさと書いちゃってくださいよ」
「なんか褒美でもなきゃ書く気になりませんや」
ニンジンをぶら下げてくれなきゃ馬だって走りませんよ、と沖田は言う。
自分が大暴れした結果、こうなっているのになんで褒美を要求してるんだろう。
しかもなんで自分が褒美をやらなきゃならないんだろう。
しかし仕方無い、此れを書かせるのが今の自分の仕事なのだ。
「…褒美って何が欲しいんですか」
オレが出来ることにしてくださいよ、と言うと沖田はにやりと笑った。
「山崎」
***
書いたら山崎をイタダキマス。
拍手文でした。
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