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ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
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『キミの気高い生き様に惚れたと言っているのだ。だから諦めん、絶対に手に入れてやる!』
「…なあんてあたちも言われてみたいでち」
「はあ」
うっとりと呟くコトネに対し、ゼンジロウの反応は薄い。
キリハの何処がいいんだか、と言ったところか。
確かにキリハはゴーイングマイウェイを地で行くような性格だ。
人の赦しなど本人が決めることではない、このオレが決めるのだ!と言い放たれた時にはさすがのコトネも本当に吃驚した。
けれど、キリハの言葉はキリハの本心だ。
心の底からそう思っているからこその言葉なのだ。
だから、その言葉はネネに届いた。
絶望に沈んだネネの心に希望の灯を点した。
それがわかるからこそ、コトネは羨ましいと思うのである。
ませていると言われようと、女の子だったら誰だってそんな風に誰かに思われてみたいに決まってる。
とは言え目の前の朴念仁に其れを求めるのは難しいようだ。

「ま、あと10年もすりゃそんなコト言ってくれる変わった奴も出てくるかもなあ」
なんて笑いながら頭を撫でてくるゼンジロウの手にコトネは思いっきり噛み付いてやった。

***
キリネネ展開を踏まえてゼンコト
キリネネたまらん!

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