ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
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「はあ?剣が抜けない?」
「どうも精神的な問題らしくて…」
歯切れ悪く、もにょもにょ言う燐を馬鹿にしたように出雲は言った。
「そんなのわかってるわよ!私だって式神呼べなくなったことあるもの」
「そ、そうなのか」
剣幕に押される燐に畳みかけるようにさらに出雲は言う。
「いい?そんなのは心の持ちようなの。アンタ次第なのよ」
出雲が問う。
「アンタはどうしたいの」
どうしたいか、なんて。
「その青い炎で私たちを焼き殺したいの?それとも」
「守りたいの」
…守りたい。
そんなの決まってる。
もっと優しいことの為にこの力を使いたいってずっと思ってた。
見失いそうになっていたものが出雲の言葉で見えてくる。
霧が晴れるようにはっきりと。
「ありがとな、出雲」
礼を言うと出雲は気安く呼ばないでって言ったでしょ!と言ったけれど怒っている様子はなかった。
***
燐出雲
7巻あたりなカンジ。
しえみちゃんは燐をぎゅってしてくれたけど
出雲ちゃんは叱咤して元気にしてあげて欲しいなって。
「どうも精神的な問題らしくて…」
歯切れ悪く、もにょもにょ言う燐を馬鹿にしたように出雲は言った。
「そんなのわかってるわよ!私だって式神呼べなくなったことあるもの」
「そ、そうなのか」
剣幕に押される燐に畳みかけるようにさらに出雲は言う。
「いい?そんなのは心の持ちようなの。アンタ次第なのよ」
出雲が問う。
「アンタはどうしたいの」
どうしたいか、なんて。
「その青い炎で私たちを焼き殺したいの?それとも」
「守りたいの」
…守りたい。
そんなの決まってる。
もっと優しいことの為にこの力を使いたいってずっと思ってた。
見失いそうになっていたものが出雲の言葉で見えてくる。
霧が晴れるようにはっきりと。
「ありがとな、出雲」
礼を言うと出雲は気安く呼ばないでって言ったでしょ!と言ったけれど怒っている様子はなかった。
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燐出雲
7巻あたりなカンジ。
しえみちゃんは燐をぎゅってしてくれたけど
出雲ちゃんは叱咤して元気にしてあげて欲しいなって。
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