ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
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「復讐なんてやめとけよ」
クロウが言った。
「そんなん虚しくなるだけだぜ」
何処か遠くを見るような表情でそう言うクロウは、多分何か経験があるのだろう。
其れを踏まえて、忠告してくれているのだ。
「そんなこと、わかっているわ」
それでも。
「だけど私はどうしても真実が知りたいの・・!」
絞り出すように出された声が、僅かに震えたのに気がついたのだろう、クロウは、わりかった、と謝った。
「たださ、ちょっと勿体ねーな、と思っただけなんだよ」
「勿体ない?」
「アンタいっつもこう眉間にシワ寄せてるじゃん」
クロウはそう言って自分の眉間を触って見せた。
「せっかく別嬪さんなのに、勿体ない」
べっぴん。
聞きなれない言葉に、反応が遅れた。
ややあって、美人だと褒められたらしい、と気がつく。
何を言われたのかわからなくて、思わずポカンとした自分が可笑しくて笑うと、クロウも笑った。
***
クロたんに女の子とのフラグを(以下略)
クロたんは江戸っ子調というか古臭い(笑)言葉を使ったりするので
別嬪さんって言わせたかった(^-^)
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