ナスばれその後

「また喧嘩か」
遊星は大きくため息をついてみせた。
クロウは口を尖らせる。
「だってジャックのヤローが」
「確かにジャックも悪いが、クロウも言い過ぎだろう」
「でもよ、」
クロウの科白を遮って、遊星は言った。
「早く謝ってこい。でないと」

「この間、わんわん泣いていたのをジャックに言う」

「絶対言うなよ！！」

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号泣を引っ張ってみる