学ぱろ幼馴染＋京クロ

クロウは今年も祭りに甚兵衛で現れた。
オレも遊星も見慣れているから特に反応はしなかった。
遊星は変わらない幼馴染の姿を微笑ましく見ていたようだが。
変わらない、などと口にすればクロウはまたぎゃあぎゃあ騒ぐだろうから黙っていた。
本人は不本意なのだ、身長が伸び倦んでいることが。
その不本意な部分を故意かそうでないのか突っついた馬鹿が居た。
鬼柳だ。
「クロウ甚兵衛可愛い！」
可愛いという言い方は辞めろ。
地雷を踏んだヤツはクロウに頬っぺたを引っ張られまくっている。
痛い痛いと悲鳴を上げながら、しばらくするとまた余計なことを言って同じことを繰り返す。
馬鹿だ。
遊星が羨ましそうに口を開いた。
「仲がいいな」
…仲がいいように見えるのかお前には。

しかし幼馴染が他の奴をじゃれているのが少し面白くないのは事実だったから一応同意しておいた。

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昨日の幼馴染視点
相変わらず保護者