ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
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「わりぃ、牛尾。オレ、辞めたいんだ」
「そうか」
「・・随分あっさりしてんな」
牛尾の簡潔な返答にクロウは拍子抜けしたようだ。
「まあそのうち言いだすだろうと思ってたしな。鉄砲玉だか烏だか知らねえがお前が一所に落ち着いて居られるような性格じゃねえことはわかってるよ」
退職するために必要な書類を用意しながら牛尾は言った。
「まあオレとしちゃお前みたいな奴、手放したくないんだがな」
正直な話、手放したくない。
非常時に市民の安全を優先し、率先して行動出来る、いざと言う時に頼りになる存在。
そんな人材は当然数が少ない。
それをだれが手放したいと思うだろう。
だが翼を持つ者が飛びたいと願うなら、其れを止めることは意味が無い。
それならば。
「事務には話通しとく。そのかわり今月いっぱいは今まで以上にバッチリ働いて貰うから覚悟しとけ」
「お、おう!」
退室するクロウの背を見送って牛尾は苦笑した。
「なんだかなあ、まったく」
「親にでもなった気分だぜ」
***
お父さん気分な牛尾さん
巣立ちが嬉しいような寂しいような。
お父さんて歳じゃないだろうけど(笑)
クロたんはプロになるの・かな?
つか私は牛尾さんが好きすぎるな。
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