青→黒

「それで、鬼柳さんは元気だったの？」
「おー元気元気。まあ遊星がゆーには、最初はホントどーしよーかと思うほどどんよりしてたらしいけどな」
まったくあの馬鹿は。
そんな風に言いながら、とても嬉しそうだ。
クラッシュタウン、改めサティスファクションタウンから戻ってきたクロウのそんな話を、にこにこと聞いていたブルーノが言った。
「つまり、そういうのがクロウのタイプなんだね」
「は？」
「好きなんでしょ？」
「ば、っちっげーよ！！！！別にオレはそんな、鬼柳のことなんてっ」
ブルーノの直球にクロウはしばらく言い訳としか思えない言葉を喚いていたが、結局何を言っても墓穴を掘っているだけだと気がついたらしく遁走した。

「うーん、ボクと大分タイプが違うなぁ。・・・頑張らなきゃ」

だから、残ったブルーノの呟きを聞き咎めた者はいない。


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京クロ前提で青→黒