ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「クロウは可愛いな」
「ぎゃあっ!」
いつもの通りののんびりとした声でブルーノがそんなことを言って、ちゅ、とデコに唇を落としてきたので、クロウは心底吃驚して悲鳴を上げた。
まだ唇の感触の残るデコを抑えて後ずさる。
ブルーノは何故そんな態度をとられるのか分からない、といった様子で首を傾げている。
「どうしたんだい、クロウ」
「どうしたんだい、じゃねーよ!」
実はブルーノがこういうことをしてくるのは初めてではない。
本人は悪気もなく、ただのあいさつ程度のつもりのようだが、幼馴染たちだって、過剰なスキンシップはめったにしない。
クロウにそんなコトを頻繁にするのは今は旅に出ているあの阿呆くらいのものだった。
こいつ、もしかしてあの馬鹿と同類のアホなんだろか。
じりじりと距離をとるクロウを余所に、ブルーノはお茶でも入れようか、なんて暢気なことを言っている。
***
天然青野さん、油断するとキケン(^-^)
PR