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ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
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*女体化注意



「週末、海常の近くで割と大きな花火大会があるんだって」
かがみんと一緒に行かない?といつもの人懐っこい笑みで共に高尾が言う。
「いいですね」
夏休みももう終わるし、最後くらいは何かカップルっぽいイベントを楽しみたい。
「アタシ浴衣着てこうと思ってんの」
「下駄だと歩くの大変じゃありませんか」
黒子がそう言うと高尾は、ちゃんと考えてますアタシ偉い、と胸を張る。
「会場までは靴履いてくよ。下駄は持ってくー」
成程、それは結構名案かもしれない。
「かがみんも浴衣でおいでよ。持ってる?」
高尾の問いに火神は少し申し訳なさそうに首を振った。
「持ってねえ。つか多分着れるのない」
「あー…既製品じゃ無理かもね。ゴメン」
謝った高尾は素早く話題を変える。
「でもかがみんは何処もでっかくて羨ましいわ。その豊かな胸を揉んでみたい」
「!!?」
高尾の手付きに火神が危険を感じたのか後退る。
「ちょっと高尾さん止めてください。そういうことを言っていいのはボクだけです」
「それセクハラだよテッちゃん」
「では揉みたいに訂正します」
「もっと酷くなった!」
セクハラ反対wwww
高尾は大笑いだ。
「止めろお前ら!」
本当に揉まれそうな火神はさらに後退する。
「彼氏であるボクには揉む権利があると思います」
「此れ以上育てちゃ駄目だよテッちゃん」
すでにこんな大きいのに!羨ましい妬んでやるぅ~。
騒ぐ高尾の後頭部にテーピングされた手が降ってきた。
「イッタ!酷い真ちゃん何で叩くの」
「やかましいのだよ!お前は時々下品で困る」
ぷりぷりと怒る緑間にぶうと唇を突き出して高尾は火神にへばり付いた。
「えーいいじゃん、かがみん可愛いんだものちょっとからかったってー。女の子はねえ可愛いものが好きなんだよぅ」
ぎゅうとしがみ付く高尾の頭を火神がそっと撫でた。
「…そうだな。オレも高尾は好きだ」
「へ?」
「高尾は可愛いと思う」
「えっ…」
火神の予想外の反応に、どう対応したらいいのか分からないらしく高尾は赤くなった。
可愛い。
さすがボクの天使達です。
「ええとありがと…?なんか照れる…」
「…おい黒子」
緑間が額に青筋を浮かべて呼んだ。
緑間の後ろから黒子は写メを取りまくっている。
「なんですか緑間くん。欲しいなら後で送ってあげます。このムッツリめ。火神さんマジ天使。高尾さんも超可愛いです。」
「誰がムッツリなのだよ!」
照れた高尾は火神の腕から逃れようとじたばたしている。
黒子は緑間だけに聞こえるように小声で呟く。
「ムッツリはともかく、緑間くんもっと高尾さんに可愛いって言ってあげた方がいいですよ。あの人、『可愛い』の括りの中に自分のこと入れていないカンジです」
その言葉に緑間が返事をするより早く、黒子は前に出て言った。
「火神さん、高尾さんが可愛いと言うのは同意しますが、好きというのは嫉妬します」
「嫉妬すんなよ!」
女同士なんだから問題ないだろ!と火神が怒鳴るのに、問題大有りです、と黒子は返した。
その黒子の横を通って、緑間が高尾の腕を取る。
 

「男だって可愛いものは好きなのだよ!」
 

男と言うものは意外に狭量で嫉妬深い生き物なんです。
自分の大切な人が他の人にべったりくっついているのなんてそうそう許せるものではないんです。
というか、自分の彼女可愛いから好きって言えって言ってるのに、解りにくい表現して。
ツンデレほど面倒くさい生き物は有りません。
 

「えっ!えっ、ちょっと真ちゃん」
もう用は済んだとばかりに緑間に引っ張られて去って行く高尾に黒子は言った。
「頑張って育てて貰って下さい高尾さん」
 
「ちょ、テッちゃん其れマジセクハラ!!」


***
緑高で黒火
 

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