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ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
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*女体化注意


「浴衣ッスか」
「可愛いでしょ!」
目を輝かせる黄瀬に、高尾はくるりと回ってみせた。
下駄は持参で此処で履き換えたらしい。
なかなかに用意周到だ。
「笠松さんは浴衣じゃないんですか」
「持ってない」
「先輩の浴衣姿、見たかったッス!!」
「ええ!言ってくれれば買い物付き合ったのにー」
笠松の持ってない宣言にほぼ同時に高尾と黄瀬が騒ぐ。
何か此れ水着の時と同じパターンな気がする。
「最近は安いんですよー帯もセットで売ってるし」
「今更もう要らないだろ」
夏ももう終わりだ。
「じゃあ初詣には振り袖で来てくださいッス」
「馬鹿かお前は」
あんな混む処に邪魔くさい上に歩きにくい着物で行くなんてありえない。
「じゃあ成人式!なんならアタシがレンタルから着付けまでバッチリ手配しますから!!」
「なんでお前に手配して貰わなきゃなんないんだ。つかお前ら人の成人式見に来るつもりか!」
「勿論です!!」「勿論ッス!!」
なんでだよ。
息の合った返事に笠松は長い溜息をついた。
来ると言ったら絶対来るだろうコイツらは。
なんかもう諦めた。
「…わかった、成人式はちゃんと着る」
「わーい!!」
両手を上げて高尾が笠松に抱きついた。
笠松さん大好き!と騒ぐ。
それに対して犬は不満気だ。
「なんかセンパイ、高尾っちには優しい!ズルイっす!!」
「うっせえ」
「そうだ、オトコの嫉妬はみっともないぞ涼ちゃん」
笠松にべったりひっついたまま、高尾がべえと舌を出す。
その高尾をべり、と緑間が引き剥がした。
引き剥がしたかと思ったらそのまま歩きだす。
「え、ちょ、真ちゃん速いって、下駄だから歩きにくい、」
ぐいぐい引っ張って歩く緑間に高尾が言うのを聞きながら笠松は思った。

ああ、ヤキモチか。
可愛いトコあるじゃないか、緑間も。

思わず笑ってしまった。
泣いたり笑ったり忙しいウチの黄瀬と違って、何時も冷静で動じたりしないタイプなのだと思っていた。
そんなことはない、フツーの高校生だ。
笠松の背中に今度は黄瀬がへばり付く。
すっかり拗ねている風な黄瀬に笠松は言った。
「…オトコの嫉妬はみっともないんだってよ?」
「…オレ、みっともないっすか?」
みっともない、と思われたくは無いらしい。
なんというか、此れだけ盛大に拗ねて見せて、それでも彼女の前でカッコ付けたい気持ちもあるなんて本当に。

「いや可愛いと思う」


END

***
黄笠で緑高で女体化
高尾は笠松クラスタで真ちゃん厨
黒子さまは火神さんはボクの嫁で高尾さんと仲良し
黄瀬は笠松先輩わんわんお!
笠松さんは懐いてくる高尾ちゃんを可愛がってる
そして真ちゃんはあんまり口には出さないけど高尾を大事に思ってる
というただの俺得
あんまりちゃんと考えてないけど
火神>でかい。笠松>けっこうある。美脚。高尾>美乳。足細い。
出す予定ないけど日向>そこそこある。

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