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ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
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さっきから飲み終わったチューハイの缶が此方に転がってくる。
態とだ、絶対。
気が付かない振りをしていたらさらにもう一つ転がしてきた。
どうも構って欲しいらしい。
年上のくせにこういう所が子供っぽい。
「何ですかシュラさん」
「何ですかじゃねえだろ雪男」
次の缶を片手に酔っ払いが言う。
「可愛い女の子がいいカンジに酔ってるっつーのに知らん顔してるなんて、お前若いのにホント枯れてんな」
「可愛い『女の子』?」
カーン!
途端いい音を立てて缶が頭に当たる。

こうされるとわかっていて、つい言ってしまうあたり、やっぱり自分はまだまだ子供なんだろう。

***
雪シュラ

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サタンに身体を乗っ取られた形になった雪男にはアタシの声も杜山の声も届きはしなかった。
ただ、燐の言葉だけが雪男に響いた。
まあ結果オーライ、なのだけれど。
何だか面白くない。
「どんだけ兄ちゃん好きなんだよ、このブラコンビビりメガネ」
「変な呼び方しないでください」
通常の『ビビりメガネ』に『ブラコン』追加。
否定は出来ないだろ、実際ブラコンなんだから。
雪男はすげえ不満そうだったけど、知るか。

妬いてるんだ、って少しは気が付けっての。

***
アニメ・雪←シュラ
燐の前にシュラさんもしえみちゃんも呼び掛けたのに
雪男ってば燐の声だけ反応するんだもの。
ど ん だ け ブ ラ コ ン だ よ (笑)

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「はあ?剣が抜けない?」
「どうも精神的な問題らしくて…」
歯切れ悪く、もにょもにょ言う燐を馬鹿にしたように出雲は言った。
「そんなのわかってるわよ!私だって式神呼べなくなったことあるもの」
「そ、そうなのか」
剣幕に押される燐に畳みかけるようにさらに出雲は言う。
「いい?そんなのは心の持ちようなの。アンタ次第なのよ」
出雲が問う。
「アンタはどうしたいの」
どうしたいか、なんて。
「その青い炎で私たちを焼き殺したいの?それとも」

「守りたいの」

…守りたい。
そんなの決まってる。
もっと優しいことの為にこの力を使いたいってずっと思ってた。

見失いそうになっていたものが出雲の言葉で見えてくる。
霧が晴れるようにはっきりと。
「ありがとな、出雲」
礼を言うと出雲は気安く呼ばないでって言ったでしょ!と言ったけれど怒っている様子はなかった。


***
燐出雲
7巻あたりなカンジ。
しえみちゃんは燐をぎゅってしてくれたけど
出雲ちゃんは叱咤して元気にしてあげて欲しいなって。

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配達へと向かう道中、花を見つけた。
夜しかないこの辺境の土地で逞しく咲く花。
「綺麗だね、ニッチ」
「きれいだな」
淡い黄色の花弁は暗い夜の中でもよく映える。
夜でもはっきりと自己主張する花。
ニッチは花の側に座り込んでそれをじっと見ている。
その綺麗な長い金の髪は花に負けないほど夜によく映えた。
「なにがおかしいのだ、ラグ」
笑ったラグを見咎めてニッチが側に戻ってくる。

「ニッチも綺麗だなって思って」

夜でも見失わない、大切な相棒。

***
ラグニッチ

ラグは絶対素でタラシだと思うのよ。

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「ごめんなさい…」
腕の中でただ蝮は謝罪を繰り返している。
一人残った和尚のことを案じてる。
お前が人一倍明陀のことを思っている奴だと言うことはオレが一番よく知ってる。
今度のことも明陀の為と信じての行動だったとわかっている。
「阿呆」
不浄王の目を身体に入れたせいで右目の所から爛れ、腫れあがった顔。
「女やぞ、藤堂」
違う。
女相手にこんな酷いことをしたから腹を立てている訳ではない。
蝮だからだ。

だからこんなにも奴が憎いのだ。

其れを自分が一番よく知っている。

***
柔蝮
ごめんなさい言う蝮が可愛くて…
柔兄が怒ってるのも良かった!
柔蝮!

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