ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
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「うっわ・・っと」
ジャンクの山に埋もれていたのは人間の死体、ではなかった。
シティでは当たり前に人と一緒に街中を闊歩しているという、人型パソコンだ。
尤もこんなところに捨てられている以上、壊れているのだろう。
閉じられた目は開きそうもない。
「なんだかなぁ」
こんな処に置き捨てられたコイツが、少し可哀想な気がした。
所詮『モノ』扱いなのか。
此処まで人間そっくりなモノを作っておきながら、機械と同じようにポイと捨てられるシティの連中の無神経さには閉口する。
「うっわ何だこれ髪の毛さらさら!ムカつく!」
水色の肩ほどまでの髪は触れればさらりと流れ、とてもこれが作りもの、パソコンであるなどとは思えない。
よく見れば顔も相当綺麗だ。
「ちぇ、でも男かー」
残念そうに言うクロウは、しかし、このパソコンが目を開けたところをどうしても見たくなってしまった。
壊れているのなら治せばいい。
幸い、その道に詳しい友人が居るではないか。
「ゆーうせえ!」
クロウはそのパソコンを引っ張り上げながら、一緒にジャンクの山を漁りに来ていた機械オタクな親友の名を呼んだ。
***
どこもの携帯擬人化とチョビッツを混ぜたようなパロ。
京介がちぃという辺りがもうダメな気がします(^^ゞ
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