ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
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10月も下旬になると翔がそわそわしだす。
それで自分の誕生日が近いことを知るのだ。
『…お兄さん、最近なんか欲しいものってないっすか?』
電話の向こうで翔が聞く。
本人はさりげなく聞いているつもりなのだろうが、誕生日プレゼントのために探りを入れているのはバレバレだ。
自分がアカディミアに入学してからは離れて暮らしているので、今何を欲しがっているか余計にわからないのだろう。
中学生の弟でも負担にならず、それでいて自分の欲しいものは何かないかと考える。
「そうだな、去年手袋を片方無くしてしまって、今年は買い替えなければと思っていた…もうすぐ冬だしな」
『そう、そうなんだ!』
弟の声がパッと明るくなる。
「ところで翔」
ついで、と言う訳ではないが此方も聞きたいことは聞いてしまおう。
「サンタへプレゼントのお願いは決まっているのか?」
サンタクロースを今だに信じている弟の為に、サンタ役をこなしているのは勿論兄である自分だ。
此方もプレゼントは早めに用意しておきたい。
『ええーまだ早いっすよー』
「サンタは忙しいのだから早めにお願いしておくにこしたことはないだろう」
『そうだね』
弟は素直に頷いた。
『じゃあお兄さんが手袋を手に入れたら、』
『お揃いのが欲しいですってお願いしようかな』
***
お兄さんお誕生日おめでとう!
お揃いが欲しいて言われて嬉しいお兄さん。
お兄さんは手袋が届いてから色々苦労して色違いを手に入れるのであった…(^-^)
アカディミアは孤島だからプレゼント買うのも大変そう。
翔はまだ中学生、お兄さんはアカディミア2年、ってカンジで。
恋するカレンダー12題 2
あったかい期待シタイみたい。
お題Fortune Fate
それで自分の誕生日が近いことを知るのだ。
『…お兄さん、最近なんか欲しいものってないっすか?』
電話の向こうで翔が聞く。
本人はさりげなく聞いているつもりなのだろうが、誕生日プレゼントのために探りを入れているのはバレバレだ。
自分がアカディミアに入学してからは離れて暮らしているので、今何を欲しがっているか余計にわからないのだろう。
中学生の弟でも負担にならず、それでいて自分の欲しいものは何かないかと考える。
「そうだな、去年手袋を片方無くしてしまって、今年は買い替えなければと思っていた…もうすぐ冬だしな」
『そう、そうなんだ!』
弟の声がパッと明るくなる。
「ところで翔」
ついで、と言う訳ではないが此方も聞きたいことは聞いてしまおう。
「サンタへプレゼントのお願いは決まっているのか?」
サンタクロースを今だに信じている弟の為に、サンタ役をこなしているのは勿論兄である自分だ。
此方もプレゼントは早めに用意しておきたい。
『ええーまだ早いっすよー』
「サンタは忙しいのだから早めにお願いしておくにこしたことはないだろう」
『そうだね』
弟は素直に頷いた。
『じゃあお兄さんが手袋を手に入れたら、』
『お揃いのが欲しいですってお願いしようかな』
***
お兄さんお誕生日おめでとう!
お揃いが欲しいて言われて嬉しいお兄さん。
お兄さんは手袋が届いてから色々苦労して色違いを手に入れるのであった…(^-^)
アカディミアは孤島だからプレゼント買うのも大変そう。
翔はまだ中学生、お兄さんはアカディミア2年、ってカンジで。
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