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ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
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凌牙がオレを呼ぶ声が好きだ。
オレを見るあの眼も好きだ。
憎しみだけを込めて呼ぶ声、仇を見る眼。
オレは奴の妹に怪我をさせた悪人だから、もっと恨めばいい。
憎んで追いかけてくればいい。
ずっとそうやってオレだけ見ていればいい。
オレのことだけ考えていたらいい。
そうして最後に「愛してる」と告げてやろう。

その時奴はどんな顔をするんだろう。

そんなことを考えながら眠れぬ夜は更けていく。

***
凌Ⅳ
眠れないⅣさん

無自覚な恋の仕草 
09. 眠れぬ夜さえ幸福の時
お題
恋したくなるお題(配布)

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『一番大切なモノを失う』
最初にその言葉を聞いた時オレは何も考えちゃいなかった。
この扉を開けることで状況を少しでも変えることが出来れば、って思っただけだった。
開けることで劇的な変化があるって信じたから開けた訳じゃない。
ただ、オレが気持ちを切り替えて、かっとビングだオレ!っていつものように気合いを入れ直す切っ掛けになればって思っただけだ。
実際はアストラルがやってきて、その時のシャークとのデュエルだけじゃなく、生活が劇的に変化した訳だけど。
バリアンをやっつけて此れでまた前と同じ生活に戻ると思った矢先、またあの夢を見た。
『一番大切なモノを失う』
一番大切なモノ。
今度はすぐに思い浮かんだ。
アストラル。
五月蠅くて偉そうで。
でもいつの間にかオレの一番大切になってた。
絶対失いたくない。
ずっと側にいて欲しい。

だからオレがアイツを守るんだ。


***
遊アス
一番大事なもの=アストラル
遊馬くんがこの式持ち出してきたときに
私の勝利の方程式は此処に揃った!!
と思った。

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「お前のアニキ、クリストファーっつーのか」
どうやらⅤの本名はクリストファー・アークライト、というらしい。
聞いてみるとⅣは澄まして答えた。
「そうですよ」
「じゃあⅣってのも偽名なのか?」
「当たり前でしょう。数字の名前を付ける親なんてそう居ませんよ」
まあ確かに。
しかし一郎、二郎とかいうのと同じ類の名前なのかと思っていたのだ。
「んじゃ本名なんて言うんだよ」
「知りたいですか」
偉そうにⅣはふんぞり返る。
何故其処で威張るんだコイツ。
「知ったらあなたは私を愛するか殺すしかないんですよ」
何を言い出したこの馬鹿。
「ふざけんな!なんだそのどっかの漫画を混ぜたような訳のわからない設定は」
そんな漫画絶対あったぞ、何だったか忘れたけど!!
怒鳴るとⅣは口調を変えた。
「細かいことうるせえなあ。どうでもいいから襲われるのとゴーカンされるのどっちがいいかさっさと選べよ凌牙」
「同じじゃねえか!」
襲われるとゴーカンじゃ!!
名前聞くだけで何でゴーカンされなきゃならねえんだテメエ!
取っ組み合いの喧嘩になった二人を見ながら遊馬は言った。

「仲いいなあアイツら」

***
凌Ⅳ
襲い受け(笑)
Ⅳさんの本名早くプリーズ!
つかⅡにⅣさんの出番あるのかどうか…;;
いや出番が無くっても妄想と捏造するけどね!!

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夢の中で、誰かの優しい声が聞いた気がした。


身体を起こすと頭が酷く痛んだ。
思わず眉を寄せると目敏く気が付いた弟が心配そうに「兄サマ」と呼ぶ。
お前、目が覚めたのか。よかった。
3つ並んだベッド。
兄貴も居る。
そうだ、オレは凌牙に負けて…それから。
それから。
「おい、大会どうなったんだ」
ベッドから出ようとして思わず舌打ちする。
何でなんも着てねえんだ。
わざわざ脱がせて寝かせるとか、何考えてんだ。
こんな面倒な、手のかかること。
男だけだし別に部屋の中ならマッパでも構わないけど。
さっさと着替えたアニキがテレビを付けた。
映し出されるのは大会の決勝、スフィアフィールドが崩壊する映像。
「おい!」
「早く着替えろ。行くぞ」
「はい!」
慌てて弟と服を取りに走る。
会場までは遠いし、オレ達はもう紋章の力を使えない。


わざわざ脱がせて寝かせるなんて。
――――まるで時間稼ぎでも狙ってたみたいだ。


『今度は忘れない』
何時か聞いたあの声が確かに聞こえた気がした。


***
わざわざまっぱにしといたのって
最終的にフェイカーとは自分だけで決着付けるつもりで
子供たちは巻き込まないように
気がついてもすぐには来れないように
時間を稼ぐためだったのでは
本当はトロン様の底にはお父さんとしての部分も残っていたのでは
という妄想をしてみた。

息子たちの魂だけ大事に別に持っていて
その魂を見送るトロン様がすげえ優しい目をしていて
正直泣いた

兄弟の所に戻ってきて欲しかった

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「さて今日もファンサービスに努めますか」
極東チャンピオンってのも楽じゃないねえなどと言いながらⅣは立ち上がる。
面倒臭そうに言ってはいるが、その表情は楽しそうだ。
「…その肩書、貰ってやろうか」
「はあ?」
Ⅴの言葉にⅣは語尾を釣り上げる。
「なんだ、オレとデュエルするってのか?」
おもしれえ。
その問いに答えずソファに座ったまま、Ⅴは手招きをした。
素直に寄って来た弟の腕を掴んでソファへと引き倒す。
「…ちょ、これ肩書貰うとかそういうんじゃねえだろ!!」
組み敷かれたⅣがぎゃあと騒いだ。

確かに『肩書きを持った弟を美味しく戴く』が正しい。

***
ⅤⅣ
拍手文でした

無自覚な恋の仕草
05. 気になるキャッチフレーズ

恋したくなるお題 (配布)
 

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