忍者ブログ
<< 2024/05 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  >>
ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「恨むならオレを、オレだけを恨め」ってⅣは言ったんだ。
 
何時だったかアストラルが自分の居た証を残したい、とか言い出した事があった。
ようするに自分の持てる限りのデュエルの知識を全部オレに教えておきたいってことだったらしいけど、オレはアイツがいつか居なくなってしまうのかもしれないと思って少し不安になった。
最初はオレだけに見える五月蠅いデュエルの幽霊が鬱陶しくて仕方なかった筈なのに、いつの間にか、居て当たり前、居てくれなきゃ困る存在になってる。
だってコイツが居なくなったら寂しいもんな。
だから、全部覚えておこうと思った。
デュエルに関する事だけじゃなくて、お前が『記憶しておこう』なんて馬鹿みたいに真面目くさって言った事とか、テレビの前でエスパーロビンが始まるのをそわそわしながら待っていたこととか、――――『遊馬』ってオレの名を呼んで笑った事とか。
全部全部オレは覚えておく。
そんでアイツがもし何処かに行っちゃったとしても、お前の居場所は此処なんだって、オレが覚えてる限りお前はオレの相棒なんだからって、ずっと叫んで居てやる。
戻ってくるまで、ずっと。
 
「恨むならオレを、オレだけを恨め」ってⅣは言ったんだ。
父ちゃんのこととか、態とじゃないけどシャークの妹を怪我させちゃったこととか、アイツはアイツの想いを全部あのデュエルにぶつけて来た筈なんだ。
それなのに、デュエルしたお前が其れを忘れるなんて。
そんなの、そんなの駄目だ。
上手く言えないけど、そんなの絶対駄目なんだ。
 

其れを言葉で伝える事が出来ないなら、デュエルで。
オレには其れしか出来る事がないから。

***
遊アスで凌Ⅳ
なんか予告で遊馬くんが「オレがお前の妹を?!」とか言ってて
トロンに記憶を弄られて凌牙さんの中では妹に怪我させたのは遊馬くんになっちゃってんのかしらって
其処変えられたら凌牙さんとⅣさんの接点なくなっちゃうじゃんよっって

拍手

PR

庭に面したテラスで本を読んでいると小さな弟の声がした。
「わー、とってもきれいなお花!」
本を置いて立ち上がると、末の弟が花壇の前にしゃがみ込んでいる。
其処にある花を見ているらしい。
「おとうさまにみせてあげよう」
そう言って弟はその花を摘もうとした。
弟は本当に父が好きだ。
いつのまにやってきたのかその弟の手を上の弟がぺちと叩く。
「今摘んだら父さんが帰ってくる前に枯れちゃうだろ」
折ったら花が可哀相だ、という言い方をしない辺りが次男らしい。
少し乱暴で素直でないところもあるが、根は優しい子なのだ。
見ていることに気が付いたのだろう、二人が此方にやって来た。
末の弟が聞く。
「ねえクリス兄サマ、おとうさまはいつかえってくるのですか?」
「もうすぐだよ」
笑って答えると、上の弟が言った。
「兄さんは父さんの手伝いしなくて大丈夫なのかよ」
手伝い。
そうだ、自分は父の仕事の手伝いをしていた筈だ。
簡単な調べ物や記録など、父は自分に任せてくれていた。
何故自分は仕事をせずに、此処に、弟達と一緒に居るのだろう。
父の側に居ないのだろう。
「あ、ちょうちょ!」
「アミ持ってこようぜ」
新しい遊びに弟達はすぐ夢中になって蝶を追って其方に行ってしまった。
其れを見送るうちに胸に芽生えた疑問も泡のように消えてしまう。
クリスは再び本へ目を落とした。


その薄暗い部屋には3人の兄弟が眠っている。
彼らは此処で父の帰りを待っているのだ。
――――幸せな、夢を見ながら。

***
Ⅳさんの退場にショックを隠せない


拍手

「今日からお前の名は『Ⅳ』だ」
そう告げるとすぐ下の弟は口を歪めてにやりと笑った。
弟はこんな笑い方をする子供だったろうか。
「数字で呼ばれるなんて囚人みたいだな」
囚人。
確かにそうだ。
我らは自ら復讐という名の枷を付けて闇の中を進む囚われ人となったのだ。
先が見えなくとも進むと決めた。

「じゃあ此れからはオレも『兄サマ』じゃなく『Ⅴ』って呼ぶぜ」

弟が何を思ってそう言ったのか。
この暗闇の中ではそれすら見えない。

***
Ⅴニイサマの本名発覚!!!
やっぱ数字なんて本名じゃなかったのねえええ
ⅣさんとⅢちゃんの真名もはやくお願いします。

そしてゼアルは公式で幼児化をやってくださった
これはもう幼児化ネタオケってことですよね!
オレハヤルゼオレハヤルゼ(待て)
 

拍手

例えば。
アストラルが異次元から来た奴じゃなくって、オレと同じ学校に通うフツーの中学生だったとしたらどうだろう。
オレは絶対アストラルと仲良くなれなかったと思うんだ。
だってコイツときたら何時だって上から目線で、実際オレより上に浮かんでるから見降ろしてくるし、偉そうで、すぐ命令してくるし。
とにかく、こういう奴とは友達になれそうもない。
けど、シャークのことだって実は最初はちょっとそう思っていたんだ。
嫌な奴だって。
でも言い訳させて貰うと、それは仕方ないと思う。
だってアイツは鉄男のデッキを奪ったし。
だけどデュエルして、ああコイツはデュエルがやっぱ好きなんだなって思った。
強いし、すげえ奴だって思った。
委員長の言い方を借りるなら、とどのつまり、やっぱデュエルをすれば仲間になれるんだと思う。
記憶が無くてもデュエルは忘れないアストラルだもの、やっぱり仲良くなれるんじゃないかと思う。

まあ最初はあの態度が気に入らなくって喧嘩するんだろうけどさ。

***
例えばで始まる無限夢想

拍手文でした。

無自覚な恋の仕草
恋したくなるお題(配布)

拍手

「Ⅳ、お前を此処でぶっ潰してやる!」
凄味の利いた凌牙の言葉に特に怯む様子も無く、Ⅳはくすくすと笑った。
「凌牙は意外にサドっ気があるんですね」
ああ怖い、などと白々しく言う。
「その喋り方止めろ、ムカつくんだよ」
本性を隠した紳士面を自分の前でまだ続けるのが腹立たしい。
Ⅳはまた笑った。
「すみません、あなたが嫌そうな顔をするのを見ていると本当に楽しいもので」

「そういうの変態っつーんだ、糞ったれが」

吐き捨てた凌牙の言葉に尚もⅣは笑うばかりだ。

***
凌Ⅳ
いやⅣさんもう凌牙さん相手にこういう言葉使いしないと思うけど。
でも嫌がったら喜んでやりそう(笑)

拍手