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ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
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「せっかくのセンパイとのデートだったのに、何か最後バタバタしちゃったッスね」
「誰がデートだ」
黄瀬が阿呆なことを抜かしたので肩パンしてやった。
「あたっ!痛いっすよセンパイ!」
大仰に騒ぐモデルさまは更に主張する。
「だってデートでしょ、一緒に試合応援に行って、帰りご飯食べて」
「視察だっつの!シバくぞ」
黄瀬の主張に今度は蹴ってやった。
敵情視察な筈がただの応援になったのは確実に黄瀬のせいだ。
黄瀬は更に騒ぐ。
「痛い!センパイもう蹴ってるっス!!なんでそう手も足も速いんスか!」
「お前が阿呆なこと言うからだろが。…でもまあ最後はホントバタバタしたな」
確かに黄瀬の言うとおりだった。
お好み焼き屋に誠凛メンバーが来て、その後、緑間達が現れて。
あんなところで鉢合わせるとは予想していなかった。
「ホント緑間っち達まで来るとは思ってなかったっス。センパイ連れてかれちゃうし…」
「ああ…高尾な」
「随分好かれてたみたいッスね」
何処か拗ねたような口調で黄瀬が言う。
「馬鹿、ありゃ狙ってたんだよ」
「えっ何をッスか?」
「アイツ、お前らと緑間を一緒にさせたかったんだ」
とぼけてはいたが、確実に狙っていた。
機転も効くし、頭の回転の速い奴なのだろう。
「どうして」
「わだかまりが残らないようにしといてやりたかったんだろ」
言いたい事は言っといた方がいいと判断したのだ、きっと。

 
キセキってのは、同世代とは比べ物にならないほど実力がある。
個性が強いからこそ周りから孤立しがちだ。
多分高尾が周りとの隙間を埋めてくれているのだ。

 
そっかあ、と黄瀬は嬉しそうに言った。
「すごく、緑間っちのこと好きなんスね」
「だろうな」
その強烈な個性ゆえに孤立しがちなキセキだが、その輝きに魅せられるものも居るということだ。
「オレも先輩のこと大好きッスよ。バスケ超楽しいッス」
笑う黄瀬はモデルさまというよりは大型のわんこのようだ。



そんな風にもっと笑っていて欲しいと思う程度には、自分も惹かれているらしい。



END
***
黄→→←笠くらいな。
笠松先輩お誕生日おめでとうございます!
誕生日と全然関係ないお好み焼屋帰りのハナシですけども(^^ゞ
黄瀬がしっぽをぶんぶん振って先輩大好き!って言っててくれれば
幸せだと思いました(作文)



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