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ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
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「Happy Birthday!!」
言葉と共にメロの頭の上に撒いた紙吹雪は、思い描いていたようにひらひらとは舞わず、ばさばさと落っこちた。
当然メロはお気に召さなかったようだ。
髪や肩に乗った紙きれを不機嫌に指先で拾い上げる。
赤や茶色の細かく切った紙。
「・・チョコの包み紙じゃないか」
「アタリ」
「中身を寄越せよ中身を」
言うと思った。
メロ、チョコ大好きだもんね。つかすでにただの中毒だよそれ。
「ちゃんとあるよ。使ったの外包みだけだもん。でも」
「でも?」
メロが聞きかえす。
其処で俺はにっこり笑ってオーバーアクションで告げる。
「此処で問題です!さてこの紙吹雪に使ったチョコは何個分でしょうか」
「当てなきゃチョコはやらない、ってわけか」
ご名答。
「無駄に手の込んだことをするなお前は」
呆れたように指先の紙きれを見ながらメロは言った。

だってこの問題を解いている間だけはオレのことだけ考えていてくれるでしょ。

***
メロお誕生日おめでとう!!
ニア←メロ前提でマト→メロ

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「美味そうだな」
川辺で魚を焼く武蔵に軽い調子で声をかける。
武蔵は魚を庇うように背を向けて言った。
「やんねーぞ」
まったく子供のようだ。
可愛いなぁ。
笑みを浮かべて慶次は続ける。
「握り飯と交換しよーぜ」
弁当の包みを広げて見せると、とたんに武蔵の目がきらきらしだした。
「いいぞ!」
二つ返事で良く焼けた魚を此方に差し出してくる。
代わりに受け取ったおにぎりにすぐに武蔵は齧りついた。
「うめえ!」
「だろ。まつ姉ちゃんの作る飯は日の本一美味いんだぜ」

「こんなうまいめし、まいにちくえるなんて、おまえしあわせもんだな!」

幸せ者。
確かにそうだ。
心配ばかりかけているけれど、大切に思う人も思ってくれている人も沢山居る。
自分は本当に幸せ者だ。
慶次は弁当の包みをもう一度差し出した。
残った最後の握り飯を指して言う。
「もう一個どうだ?」
「いいのか」
「ああ、幸せ者だって気がつかせてくれたお礼だよ」

おめえのいうことはちっともわかんねえ、と言いながら武蔵はもう一個ぺろりと平らげた。


***
まつ姉ちゃん大好き!と
武蔵可愛い!と
餌付けが融合したコネタ(笑)


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「よお、姫」
「誰が姫だこの野郎」
あまり思い出したくない昔の渾名を持ちだされて、声が大きくなる。
其れに動じることなく独眼竜は言った。
「名前が変わって行くなんて出世魚みたいだな。千翁丸・弥三郎・姫若子・・」
「最後のは名前じゃねえからな。梵天丸」
幼名を呼んでやると、向こうも嫌そうな顔をした。
「梵天丸言うな」
「じゃあ姫とか呼ぶなよ」
「いいじゃねえか姫。可愛いし」
「あのな」
「姫が嫌ならチカって呼ぶぜ」
「・・・まあそれなら」
いいか、と元親が譲歩すると竜は言った。

「だからオレのことは政宗って呼べよ」

***
名前で呼んで欲しかった。

チカちゃんてば「独眼竜」て呼んでたからさ。
 

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松永の処へは、皆で行った方が効率がいい。
奴らは俺たちが一緒だということはまだ知らないはずだ。
そう思って提案すると、独眼竜は此方を見てにやりと笑った。
「つまり、オレと一緒に居たいってことだな。Honey?」
「は?」
「それならそうと素直に言えよ」
「何言ってやがる」
「わかった一緒に居てやるぜ。安心しな」
「人の話を聞け」
聞け、と言ってもまったく此方の話など聞く様子もない。
「おい、コイツはいつもこんななんか」
独眼竜の配下を捕まえて聞くとソイツは言った。

「筆頭に意見できるのは片倉様だけでさぁ」

なるほど、どうあっても片倉小十郎を助けるために一緒に行くしかないらしい。
さっさと助けてこの阿呆にガツンと言ってもらうしかなさそうだ。

***
ダテチカ

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「まあ尤も向こうはそうは思ってなかったみたいだがな」
毛利とはサシで勝負したかった。
並んで走りながら独眼竜は言った。
「それじゃオレがなってやるよ」
「あ?」
「アンタの言う好敵手・・Rivalってヤツに」
「アンタには暑苦しい槍使いがいんだろ?」
「Ha!」
政宗は短く笑った。

「Rivalは何人居たっていいもんだろうが」

「とんだ欲張りだな」
そう言うとさらに政宗は面白そうに笑った。

***
ダテチカのつもりが
ダテ総攻めみたいなカンジに・・
全部オレの的な(^^ゞ

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