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ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
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砂漠の使途を撃退して、心の花を持ち主に返して。
そんな帰り道、えりかが言いました。
「つぼみは最初の頃より、うんと強くなってるよ。私ももっと頑張るから」

「だから、大丈夫だよ!」

えりかは私がダークプリキュアに歯が立たなかったことを気にしていると思って言ってくれたのかもしれません。
いいえ、えりかは『言わないと分からない』人だから、そんなこと全然気にしていないのかも。
だけどえりかは思ったことを全部口に出すから。

だからえりかの言葉はまるでゆっくり効く魔法のお薬のように、私の胸にじんわりと広がっていくのです。

***
大丈夫だよ

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「つぼみがどうしてそんなに自分に自信がないのか私には全然分かんないよ」
「えっ、でも私・・全然駄目ですし・・」
「そんなことないって!」
小さくなっていく声に、えりかの大きな声が被る。
「だってつぼみは頭いいし、すごく優しいし、私と違っていいトコばっかりだよ」
「そんなことありません!」
私と違って、なんてえりかが言うものだからつい大きな声が出てしまった。
「えりかはハキハキしてて明るくってクラスの人気者で・・凄いと思います」
えりかは嬉しそうに笑った。
「そんな風に思ってくれてんだ」
「はい」
「じゃあさ、そんな私がつぼみはいいトコばっかで凄い!って言ってんだから、もっと自信持ってよ」

えりかの、こういうところが、凄いと思う。

『言わせる』のが上手いのだ。
言葉にすれば其れは力になると知っている。

「わかりました!頑張ります!」

***
つぼみのお父さんの話の時に、えりかは言わせるの上手いよなと思ったのでした。

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「人はきっと『こころ』で出来ているんだね」
「『こころ』?」
隣のニッチがラグを見上げて聞き返す。
「うん。『こころ』って不思議だね」
「『こころ』は不思議なのか」
「だって『こころ』があるから辛かったり苦しかったりするのに、楽しいことも嬉しいことも『こころ』がないとわからないんだよ」
そして『こころ』を失えば死ぬことさえもある。

『こころ』は人にとって本当に大切なものなのだ。

「ニッチがラグのパンツ穿くのも『こころ』か」
「うん」
ラグは笑った。
「それはニッチの『こころ』がボクのこと信頼してくれてる証でしょう?」

***
2期も楽しみ!

 

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「お姉さまが黒子の名を呼んでくださった時、黒子がどれだけ嬉しかったかおわかりになりまして?」
「知らないわよ、そんなこと」
「んまあお姉さまってばつれないお返事」
大袈裟に黒子は嘆いてみせる。
「でもお姉さまが黒子をどれだけ信頼してくださっているかわかって、黒子は、黒子は本当に嬉しゅうございますわ!」
「あーもーアンタは!抱きつくなっての!」
くっついて、あわよくばキスをしようと唇を尖らせる黒子を両手で押しのけながら美琴は思う。
私の方こそ。

あの時、何の打ち合わせもなく、思った通りの場所に、ぶっ壊したあいつのアーム部分を転送してくれた。
繋がってる。
そう思うことがどれだけ嬉しかったか。

なんてことは、また調子に乗るから言ってやるつもりはないのだけれど。

***
アニメ最終回のあのコンビネーションの良さに感服した。
良い最終回でした!
またやるのかな?
 

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「わたくし、ちょっと失礼して」
「あ、トイレですか。私も行きます!」
黒子と初春が揃ってトイレへと向かう。
いつものファミレスで、よく見るその光景を眺めながら美琴は言った。
「私、佐天さんと友達になれて良かったなぁ」
「ど、どうしたんですか?」
クリームソーダを飲もうとしていた佐天は唐突な美琴の台詞に噎せそうになって、慌てて問い返す。
「だって、ちゃんと怒ってくれる人って貴重だよ?」

目の前が見えなくなって突っ走ろうとした自分も
気まずくなってしまった黒子と初春も
全部ちゃんと怒ってくれた

そうしてまた一緒に笑えるようになった

「黒子もさ、割と怒ってくれるんだけど、あの子はホラ・・いつもがアレだから」
「ああ、わかります」
あははと佐天は乾いた笑いを浮かべた。
黒子が美琴に異様にべったりなのは周知の事実だ。
「だから甘えちゃうんだよねぇ」
「うん・・わかります。私もつい初春には甘えちゃうトコあるし」

「まあとにかく」

「これからも宜しく」
「こちらこそ」
お互いにぺこりと頭を下げて、同時に笑った。

一生モノの大切な友達を手に入れたのだ。
 

***
「あなたの目に何が映ってますか」
佐天さんすごくよかったので。
この都市では人の価値って能力の高さで語られがちだけど、そうじゃないんだよってカンジ。
初春にも黒子にも「ちゃんと謝んなさい!」ってやってるのがよかった。

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