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ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
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「悪戯1択で」
「ハロウィンはそういうイベントじゃねえだろ」
ゴス、と頭に手刀をくれてやる。
鬼柳は頭を押さえて呻いた。
コイツ一体何しに来たんだ。
ハロウィンに合わせてわざわざシティまで出てきて。
街の方大丈夫なんかよ。
「菓子を貰いに来たんだろう」
遊星が優しく笑う。
「素直に歓迎してやったらどうだ」
ジャックが鼻で笑う。
うっせーよお前ら。

久しぶりに会えて嬉しいなんてそんなこと。

言うの恥ずかしいだろが!


***
京クロ
幼馴染みにバレバレ

恋するカレンダー12題 
オレンジ色した悪戯な灯り
お題
Fortune Fate


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其れでも顔を見てジャックは言った。
「ふむ、悪くは無いな」
とりあえずお墨付きを貰った事でホッとしたのもつかの間、ジャックはこちらへ振り返った。
「だがクロウ、何でも拾ってくるなとオレは前にも言った筈だ!」
「犬猫みたいに言うな!拾ってきた訳じゃねえ、腹減らしてて行くとこねえって言うし…」
「其れを拾ってきたというのだ!!」
そう言われると全くぐうの音も出ない。
ジャックは室内を見渡してまた怒鳴った。
「まさかお前たち一緒に寝ているのではあるまいな!」
「男二人で一つの布団に寝るってフツーねえだろ。コイツは押し入れで寝てるっての」
押し入れの上の段に布団を敷いて寝ている居候。
「どら○もんか!!」
ジャックの突っ込みは正しい。
しかし合っていない。
「いやドラキュラ」
ドラしかあってねえよ、とクロウは言った。


***

ウチの押し入れにドラえ…いやドラキュラが住み着いてる
血を吸わないけど

続く

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「クロウ!貴様オレを呼びつけるとはいい身分だな!!」
ノックするでもなくいきなりドアを開けて入って来た幼馴染にクロウは言う。
アパートの階段を上ってくる足音でジャックだとわかっていた。
特徴があり過ぎる。
「うっせーよジャック。どうせ店への途中なんだからいいだろ」
ジャックの勤めるホストクラブはこの先で、丁度出勤の通り道なのだ。
フン、と鼻を鳴らしたジャックはずかずかと室内へ入ってきた。
もふもふとカップラーメンを粗食する水色の頭を見降ろして言う。
「そいつは何だ」
「ああ此れが電話で言ったお前の勤め先に紹介してやって欲しいっつーヤツ」
京介は麺を口に入れたままとりあえず頭を下げた。
食うのを止めない辺りがさすがウチのヒダル神。


***
京クロぱろ
ヒダル神とは人間にとりついて常にお腹を空かせてる状態にしちゃう
別名(?)餓鬼

京介が吸血鬼のクオーターっつー
やたらごはん食べる理由は後で。

続く。

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理想のタイプってどんな子?
たまに聞かれるけど、そんなの好きになったらあんまり関係ない気がする。
美人で足が綺麗で胸が大きくて。
でも好きになった子は夢に描いていた理想とは全然違うってことも、まあある。
何故だかわからないけど好きになってしまったんだ、仕方ない。
明るく笑う元気がいい子。コロコロ表情が変わって見ていて飽きない子。面倒見がよくって料理が上手な子。子供が好きで…
「おかんか」
後半クロウに突っ込まれた。

いやお前のことだっての。

***
無自覚な恋の仕草 
07. 理想のタイプを追って
お題
恋したくなるお題(配布)


拍手文でした

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月ってこんな色をしていたんだな。
シティで夜空を見上げてまずそう思った。
サテライトの空はいつも濁っていた。
月はその濁った雲の向こうにぼんやりと浮かんでいただけだ。
色などわからなかった。
こんな色をしていたんだ。
まるでジャックの髪のような金色。
なんて綺麗なんだろう。
「『月が綺麗ですね』」
振り向くとジャックが立っていた。
「オレは『私死んでもいいわ』と返せばいいのか?」
「お前が知っているとは思わなかったぞ」
機械とデュエルにしか興味がないと思っていた。
そう言ってジャックは笑った。


やっぱりジャックは綺麗だった。


***
ジャ遊
遊星たんが恋は盲目的な


恋するカレンダー12題 
金色お月さまだけが知っている

お題Fortune Fate


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