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ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
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「この時期に風邪をひくとは…」
「「馬鹿だな」」
クロウとジャックの声が見事にハモった。
「お前らこういう時すげえ息ぴったりだよな!」
くそう、と鼻水を啜りながら鬼柳が喚く。
風邪引きの割には元気だ。
と、突然此方に矛先が向いた。
「思ってても言わないでくれる遊星優しい」
「こら!ひっつくな!」
ジャックが遊星にへばり付く鬼柳を引き剥がしにかかる。
「そうだ、遊星に風邪がうつったらどうする」
クロウがそう言いながらジャックに加勢する。
「遊星は賢いからうつんねえよ」
「どういう理屈だよっ」
「お前の風邪で馬鹿になったらどうする」
意地になってくっつく鬼柳と、引っぺがそうとする2人がそれはもう喧しい。

愛されているのは自分か、鬼柳か。

輪の中心でそんなことを考えてしまう遊星だった。

***
京クロでジャ遊
遊星に触られるのが嫌なジャックと
京介がくっ付くのがなんかヤなクロたん

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オレがもう少し大人だったら鬼柳を助けられたのかな。
収容所で鬼柳が死んだと聞かされてからオレは時々そう思った。
後悔するなんてガラじゃないけど、そう考えずには居られなかった。
鬼柳はデュエルも強くて、普段は馬鹿だけどすっごく頭の回転速くて、頼れるリーダーだった。
鬼柳となら何でも出来ると思ってた。
だから変わってしまった鬼柳を見ていたくなかった。
こんなの鬼柳じゃないって思いたかった。
違う、あれも鬼柳だったのに。

まあ今となってはちゃんとあいつも戻って来たし結果オーライなわけだけど。

オレも少しは大人になった筈だしもう二度と後悔しないように頑張るだけだ。


***
京クロ
こういう話を周期的に書きたくなる病気

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「おっ、今日は随分可愛い服着てきたなアキ」
クロウは意外にこういうことに反応が早い。
「この間、買った服なの」
流行りのシースルーの裾がふんわり揺れる。
「似合ってるぜ」
「本当?」
思わず聞き返したらクロウは笑った。
「嘘ついてどーすんだよ。オレはハッタリはかますが嘘はつかない鉄砲玉のクロウ様だぜ」
「そうね」
私も釣られて笑う。
クロウはこういう時本当に嘘はつかない。
褒められて素直に嬉しいと思える。

後は此れでもう少し鈍くなかったらいいのに。

***
クロ←アキ
自分に向けられる好意にはニブかったらいい

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「こんばんは、彦星です」
「誰が彦星だ」
仕事から帰ってきたらポッポタイムの前に居た男が阿呆なことを言った。
鉄拳制裁のつもりで拳を振り回したが、避けられてしまった。
この野郎。
「お前、街の方はどうしたんだよ」
「ああ、シティにちょっと用があって来たんだって」
町長職というものは書類だなんだと結構忙しいらしく、シティにも仕事で来ることも多い。
今回もそれだったらしい。
だったらそう言えっての。

とはいえ、なんだかんだ言ってちゃんと顔を出して行ってくれるのが実は正直嬉しい。

なんて絶対本人には言わないけれど、きっとバレテいるのだろう。

***
京クロ
素直じゃない織姫(^^ゞ


恋するカレンダー12題 
銀の星に祈るふたりの逢瀬

お題Fortune Fate


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「ジャがまた違う女と歩いてた!」
この女の少ないサテライトでもジャックはモテる。
あの容姿だからまあ当然と言えるが、クロウは頬っぺたをパンパンに膨らませて不満顔だ。
「別にあいつが誰と歩いてたっていいけど!」
足を踏み鳴らして文句を言う様子はまったく別にいいようには見えない。
「こないだの女の方がまだマシだった!」
あんな女、ジャックには似合わない!
ぶーぶー言い続けるその様はどう見ても。

それはまったくヤキモチを焼いてるようにしか見えないのだが。

「つかブラコン…?」
呟いた自分の言葉がものすごくしっくりきてしまった。

***
ジャックロ+京介
大きくなったらお兄ちゃんと結婚するの!と言う類のブラコン(笑)
クロたんは絶対ジャックカッコイイと思って育った筈なんだ。

 

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