ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
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「クロウはどうして十六夜って呼ぶの…?」
せっかく同じチームの仲間になったのに名字で呼ばれるのは少し寂しい。
クロウは、誰とでもすぐに仲良くなれる性格をしているのに、自分だけが除け者扱いされているような気持ちになる。
ずっとそう思っていた。
だから思い切って聞いてみたというのに。
クロウはぶっと吹き出した。
「ひどい、私、真面目に聞いているのよ」
「ワリィ、昔、鬼柳におんなじこと言われたことが…」
悪いとは思っていなさそうな様子でクロウは笑った。
「つか遊星にだけ『アキ』って呼ばれたいんだと思ってたぜ」
「えっ」
そりゃあ遊星には勿論名前で呼んで欲しいと思っている。
けれどそれとは別のハナシだ。
「好きな子には名前で呼んで欲しいモンなんだろ」
「それ、鬼柳さんが言ったの?」
深い意味もなく、何気なく聞いたらクロウはかあと赤くなった。
***
鬼柳さんが言ったんですよ。
夜のデュエルの時だけ名前で呼ぶって約束したんですよ
…というクロアキに見せかけたいつもの京クロ。
せっかく同じチームの仲間になったのに名字で呼ばれるのは少し寂しい。
クロウは、誰とでもすぐに仲良くなれる性格をしているのに、自分だけが除け者扱いされているような気持ちになる。
ずっとそう思っていた。
だから思い切って聞いてみたというのに。
クロウはぶっと吹き出した。
「ひどい、私、真面目に聞いているのよ」
「ワリィ、昔、鬼柳におんなじこと言われたことが…」
悪いとは思っていなさそうな様子でクロウは笑った。
「つか遊星にだけ『アキ』って呼ばれたいんだと思ってたぜ」
「えっ」
そりゃあ遊星には勿論名前で呼んで欲しいと思っている。
けれどそれとは別のハナシだ。
「好きな子には名前で呼んで欲しいモンなんだろ」
「それ、鬼柳さんが言ったの?」
深い意味もなく、何気なく聞いたらクロウはかあと赤くなった。
***
鬼柳さんが言ったんですよ。
夜のデュエルの時だけ名前で呼ぶって約束したんですよ
…というクロアキに見せかけたいつもの京クロ。
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ああ、今日も雨か。
研究所の中に籠って居ると外の天気などわからない。
情報を仕入れるために時々覗くネットで今日の天気を知ったりする。
夢中になると他のことをすぐ忘れる、とよく幼馴染に怒られたものだ。
その幼馴染も今は遠くの空の下、元気に頑張っているようだ。
便りの無いのは元気な知らせとは言うが、頑張っている、そんな噂もネットで知ったりする。
キーボードを操作していた遊星はメールの中に見知った名前を見つけた。
『遊星、仕事ばっかしてねえでたまにはデュエルでもしようぜ』
そう言えばこの男は一時期幼馴染の上司でもあった。
意外に面倒見が良いという点で馬があったらしく仲良くやっていたように思う。
多分此処に残る自分を心配して幼馴染が何やら言付て行ったのだろう。
また寝てないようなら寝ろと怒ってやってくれとでも言って行ったのだろう。
ああこんな処でちゃんと自分は外と繋がっている。
遊星は天気予報を調べ始めた。
次のライディングデュエル日和は何時だろう。
***
牛遊のような遊クロのような。
恋するカレンダー12題2
レイニーブルーの鐘の音
お題Fortune Fate
研究所の中に籠って居ると外の天気などわからない。
情報を仕入れるために時々覗くネットで今日の天気を知ったりする。
夢中になると他のことをすぐ忘れる、とよく幼馴染に怒られたものだ。
その幼馴染も今は遠くの空の下、元気に頑張っているようだ。
便りの無いのは元気な知らせとは言うが、頑張っている、そんな噂もネットで知ったりする。
キーボードを操作していた遊星はメールの中に見知った名前を見つけた。
『遊星、仕事ばっかしてねえでたまにはデュエルでもしようぜ』
そう言えばこの男は一時期幼馴染の上司でもあった。
意外に面倒見が良いという点で馬があったらしく仲良くやっていたように思う。
多分此処に残る自分を心配して幼馴染が何やら言付て行ったのだろう。
また寝てないようなら寝ろと怒ってやってくれとでも言って行ったのだろう。
ああこんな処でちゃんと自分は外と繋がっている。
遊星は天気予報を調べ始めた。
次のライディングデュエル日和は何時だろう。
***
牛遊のような遊クロのような。
恋するカレンダー12題2
レイニーブルーの鐘の音
お題Fortune Fate
神社の境内に大量にある落ち葉を掃いている訳だが、どうにも埒が明かない。
掃いた傍から風が其れをまた撒き散らす。
「クロウ!邪魔すんなよ!!」
怒鳴ると子供は木の上でべえと舌を出して笑った。
「オレなんにもしてねえよ~」
この悪戯小僧め。
クロウが烏天狗で風を操れることを何故だか知ってる。
確か昔もこんなことがあった、と思う。
其れが一体何時の記憶なのかさっぱり思い出せないけれど。
そしてこういう時、どうすればいいかもオレは知ってる。
「焚き火で芋を焼こうと思ったんだけどな」
せっかく大家さんが沢山さつま芋くれたのに落ち葉が集まらないんじゃなあ。
わざとらしく大袈裟に溜息を付いて見せる。
「いも!」
目をきらっきらさせて木から飛び降りてきたクロウがさっと手を振ると風があっという間に木の葉を集めてきた。
「仕方ない、このオレが火をつけてやろう」
「最後の消火は任せてくれ」
呼んでもいないのにジャックと遊星もスタンバってる。
この光景も、いつか見た。
確かに自分が此処に居て、コイツらと一緒にあったと感じてる。
***
クロたんと遊星たんとジャックが妖怪でショタという
ただの俺得ぱろ
掃いた傍から風が其れをまた撒き散らす。
「クロウ!邪魔すんなよ!!」
怒鳴ると子供は木の上でべえと舌を出して笑った。
「オレなんにもしてねえよ~」
この悪戯小僧め。
クロウが烏天狗で風を操れることを何故だか知ってる。
確か昔もこんなことがあった、と思う。
其れが一体何時の記憶なのかさっぱり思い出せないけれど。
そしてこういう時、どうすればいいかもオレは知ってる。
「焚き火で芋を焼こうと思ったんだけどな」
せっかく大家さんが沢山さつま芋くれたのに落ち葉が集まらないんじゃなあ。
わざとらしく大袈裟に溜息を付いて見せる。
「いも!」
目をきらっきらさせて木から飛び降りてきたクロウがさっと手を振ると風があっという間に木の葉を集めてきた。
「仕方ない、このオレが火をつけてやろう」
「最後の消火は任せてくれ」
呼んでもいないのにジャックと遊星もスタンバってる。
この光景も、いつか見た。
確かに自分が此処に居て、コイツらと一緒にあったと感じてる。
***
クロたんと遊星たんとジャックが妖怪でショタという
ただの俺得ぱろ
ドラマの撮影の仕事で地方へ行っていたジャックが帰って来た。
オレには土産が何にも無いってのはまあ想定内だとしても、お前、旅行へ行って土産が子供の着ぐるみパジャマってどうなんだよ其れ。
馬鹿だろ、お前馬鹿だろ。
わざわざ遠くまで行ったんだから、其処はその地方の名産品とか買ってくるべきだろ!
パジャマなんか近所でも買えんだろ!
オレの主張にジャックは反論する。
「何が不満だ。クマと犬もあるぞ」
何で選り取り見取りなんだよ阿呆!何処の親馬鹿だ。
とは言えジャックが帰ってきてテンション上がってる遊星うさぎと、釣られてハイテンションな可愛いウチの猫クロたんはやっぱり超可愛い。
ああもう!
「ほらお前ら並べって、写真撮るぞ~」
ホント可愛いなウチのクロウは!
親馬鹿め、なんてお前に言われる筋合いはないぞジャック。
***
ぷらんつぱろ