ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
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全寮制ともなると学校があろうが無かろうが曜日に関係なく顔を合わせることになる。
同じ寮で暮らしているならば特に。
それにしたって今日は剣山くんとの遭遇率が高すぎる。
なんかそわそわしてるし。
そのくせ目が合うとさっと逸らしたりするんだ。
あやしい。
このボクに隠し事できると思うなよ!!
そんなわけで勝手に部屋にあがりこんで剣山くんを待ち伏せしてやった。
「な、何で此処に居るどん!」
「剣山くんがなんかボクに隠し事してるからさ」
動揺する剣山くんに畳みかける。
さあ正直に白状しろ!
「丸藤先輩、今日お誕生日だどん?…お誕生日おめでとうざうるす」
差し出された綺麗なリボンの掛った小さな箱は、予想外の隠し事だった。
***
剣翔
翔お誕生日おめでとう!!!
お誕生日が判明して嬉しいわ~~~
ゴッズもぜひプロフ公開してください。
恋するカレンダー12題 2
目があう回数が不自然です。
お題Fortune Fate
同じ寮で暮らしているならば特に。
それにしたって今日は剣山くんとの遭遇率が高すぎる。
なんかそわそわしてるし。
そのくせ目が合うとさっと逸らしたりするんだ。
あやしい。
このボクに隠し事できると思うなよ!!
そんなわけで勝手に部屋にあがりこんで剣山くんを待ち伏せしてやった。
「な、何で此処に居るどん!」
「剣山くんがなんかボクに隠し事してるからさ」
動揺する剣山くんに畳みかける。
さあ正直に白状しろ!
「丸藤先輩、今日お誕生日だどん?…お誕生日おめでとうざうるす」
差し出された綺麗なリボンの掛った小さな箱は、予想外の隠し事だった。
***
剣翔
翔お誕生日おめでとう!!!
お誕生日が判明して嬉しいわ~~~
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恋するカレンダー12題 2
目があう回数が不自然です。
お題Fortune Fate
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「あ、気が付いた」
目を開けると翔が覗きこんできた。
「オレは・・」
木の下に横になっている状態で将を見上げる。
「熱中症じゃない?そんな黒い服着てるからだよ」
虫眼鏡で火が付きそうだよね、などと翔は失礼なことを言う。
態度は失礼だがそれでもパタパタとハンカチを団扇代わりに風を送ってくれている。
「さっき三沢くんに水持ってきてってメールしたからもうすぐ来ると思うよ」
「待て!何で三沢何か呼んだ!!!」
思わず身体を起こすと、目が回る。
翔はにっこり笑って言った。
「三沢くんに看病させようと思って」
「ボクって親切でしょ」
「何処がだ!それは余計な御世話というんだ!!」
万丈目が怒鳴ると翔は言った。
「万丈目くんは少し素直になった方がいいよ」
「五月蠅い!!」
そんな言い争いをしている間に三沢が駆けてくるのが見えた。
***
三万
おせっかい焼いてみる翔。大きなお世話(笑)
恋するカレンダー12題 2
暑気あたり、気づけば腕の中。
お題Fortune Fate
夢の中で兄さんと会った。
兄さんはアカディミアの制服を着ていた。
いろんなことを話した。
喋るのはボクの方が多かったけど、兄さんは時々相槌をつきながらボクの話を聞いてくれた。
気が付いたら兄さんはヘルカイザーの黒い服になっていた。
だけどボクの話をさっきと同じように変わらず聞いてくれた。
ああ、兄さんは、ちゃんとボクを見てくれてるんだ。
異世界でアニキのことを信じられなくなってしまって、迷ってた。
ボクはどうしたらいいのかわからなかった。
あの時、兄さんは『お前はもう選んでいる』って言ったんだ。
兄さんはずっとボクのことを見ててくれたんだ。
勝手に僻んで卑屈になって兄さんを見てなかったのはボクの方だった、とやっと気が付いた。
ボクが笑ったら兄さんも笑ってくれた。
***
丸藤兄弟は回り道しすぎ。
いやでもお兄さんは言葉がたらな過ぎると思うけどね。
恋するカレンダー12題 2
なぜだか夢で会いました。
お題Fortune Fate
校舎を出ると雨が降っていた。
結構な土砂降りだ。
海岸に停泊中のクルーザーまでは少し遠い。
船の中で生活しているエドはほんの少し躊躇した。
土砂降り、だけが理由ではない。
雨というと、父の墓の前で佇んでいた自分に傘をさしかけてくれた、斎王のことを嫌でも思い出してしまうから。
あの頃と随分変わった。変わってしまった。
「あれ、エド。傘忘れたの?貸してあげようか?」
「・・結構だ」
後ろからやってきたのは翔だった。
「遠慮しなくてもいいよ。ボク、アニキの傘に入れて貰って帰るから」
断ったのに、ぐいぐいと傘を押しつけてくる。
傘を借りたいと、一緒に一つの傘に入りたいと
願っているのは一人だけ。
けれど今は遠い存在になってしまった。
エドは押しつけられた傘を持ったまま、ただ、斎王を想うしかなかった。
***
せっかく貸してくれたのに使わずに濡れて帰る意地っ張り
恋するカレンダー12題 2
離れて歩くずぶ濡れ相合傘。
お題Fortune Fate
結構な土砂降りだ。
海岸に停泊中のクルーザーまでは少し遠い。
船の中で生活しているエドはほんの少し躊躇した。
土砂降り、だけが理由ではない。
雨というと、父の墓の前で佇んでいた自分に傘をさしかけてくれた、斎王のことを嫌でも思い出してしまうから。
あの頃と随分変わった。変わってしまった。
「あれ、エド。傘忘れたの?貸してあげようか?」
「・・結構だ」
後ろからやってきたのは翔だった。
「遠慮しなくてもいいよ。ボク、アニキの傘に入れて貰って帰るから」
断ったのに、ぐいぐいと傘を押しつけてくる。
傘を借りたいと、一緒に一つの傘に入りたいと
願っているのは一人だけ。
けれど今は遠い存在になってしまった。
エドは押しつけられた傘を持ったまま、ただ、斎王を想うしかなかった。
***
せっかく貸してくれたのに使わずに濡れて帰る意地っ張り
恋するカレンダー12題 2
離れて歩くずぶ濡れ相合傘。
お題Fortune Fate
まるで、猫みたいだ。
全身の毛を逆立てて此方を威嚇する猫。
まさに実家で飼っていた猫がこんな風だった。
子猫を拾ってきたら、もともと家に居た猫がその新参者が気に入らなかったらしい。
側に寄れば唸る、爪を立てるで、少しも仲良くしない。
これはとても家では飼えないと、子猫を貰ってくれる人を探し始めたというのに。
ふと気が付いたらいつの間にか仲良くなっていた。
人間の都合など知るか、といった調子でくっ付いて眠る二匹に少し呆れたのを思い出す。
あれは子猫の方が唸られてもしつこく寄って行ったのが勝因なんだろうか。
それに家の猫が根負けしたんだろうか。
どちらにせよ目の前の猫は、未だ毛を逆立てて威嚇し続けているのだ。
***
剣→翔
根負けするのは剣山くんです(^-^)
恋するカレンダー12題 2
名前を呼ぶと目で威嚇する。
お題Fortune Fate