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ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
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「パパの判断基準って『楽しそう』か『そうでない』かだったのね」
あの発表会で、きっと褒めて貰えると思ったのに、楽しんでない、と言われてショックだった。
確かに早く終わらせたくて楽しんで弾いてなんか居なかった。
響の言葉に父親はにっこりと笑って答えた。
「そりゃあそうだよ、響」

「音楽という字は『音を楽しむ』と書くんだからね!」

「・・・なるほど」
何だか妙に納得した。
確かにその通りだ。
プリキュアとして息を合わせるために、奏と一緒にピアノの練習をしていることはもう少し黙っておこう。
あれきり弾いていなくて下手糞になってしまったピアノだけれど、楽しく弾けるようになったら父親にも聞いて貰おう。
まだまだ奏に怒られてばかりなのだけれど。

***
親父いいキャラだよね。

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「ジール・・」
胸を撃たれた彼はすでに動かない。
初めっから友達になれるなんて思っていなかった。
友達になろうなんて考えていなかった。
テガミバチと略奪者。
政府の公僕と反政府組織リバース。

考え方も立場も違いすぎる。

それなのに今、ザジの心を占めるのは悪意でも憎悪でもないのだ。

***
アニメ版では死んでしまったようで悲しい・・

と思ったけど予告でいた?(^^ゞ

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「うーん・・・」
「どうしたのえりか」
朝から机に突っ伏して唸っていたえりかがいつきの声にがばり、と顔を上げた。
「ねえいつき、私ってさ、子供っぽい?」
「え、どうしたの急に」
確かにえりかは大人っぽいとはお世辞にも言えないが、突然の質問に驚いた。
何かあっただろうか。
今朝もいつも通りだったはずだけれど。
「さつきさんがさー私の頭撫でてくれるじゃない?」
なでられるのはすごくすごく嬉しいんだけど、とえりかは言う。
「もしかして私がふたばちゃんのほっぺぷにぷにするのと一緒なんじゃないかと思ってさ」
もしかして、お子様扱いされてる?
えりかは腕を組んで首を傾げる。
「えりからしくないなぁ」
いつきは笑った。
思ったことを全部口に出してしまうのはえりかの短所でもあるけれど、長所でもあるといつきは思っている。
思ったことを隠さない、嘘のつけない正直者。

「それ、いつもならお兄さまに直接聞くんじゃない?」

「そっか、・・・そうだよね!」
えりかは今気が付いた、と言った顔をした。
「そうだよね、何で私さつきさんに聞けなかったんだろう??」
再び首を傾げるえりかの疑問の答えを、いつきは知っていたが言う気はなかった。

自分で気が付かなければ意味がない。


***
さつえり。
最終回でも「おはようございます」ってえりかだけが挨拶してたし
無駄と知りつつ推してみる(^^ゞ


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「ぼくね、眠ってるゴーシュを見ながらずっと考えていたんだ」
まるで独り言のようにラグは言う。
手紙弾を撃ち込んだ後、目を覚まさないゴーシュを心配しながら、なるべく楽しいことを考えようと思った、と。
「ゴーシュが目が覚めたら、何を話そう、何をしようって」
話すことはたくさんあった。
全部全部聞いて貰いたかった。
「部屋は返さなきゃいけないよね。ゴーシュの部屋なんだもの。新しい部屋が見つかるまでザジの処に居候させて貰おうか。ザジは口は悪いけど世話焼きで優しいからきっと少しの間なら置いてくれるよ。・・・でも」
ラグは言葉を詰まらせる。
「でも、ボクも少しでもゴーシュの側に居たいから、シルベットに頼んでもう少しあの家に置いて貰おうかなって・・・」

だけど、ゴーシュは戻ってこなかった。
あれはノワールだった。

泣きだしてしまったラグにニッチはくっついてみた。
だけどラグの涙は止まりそうもなかった。

***
ゴーシュだったらよかったのに
 

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心の無い人形だと、博士は言った。
キュアムーンライトを倒すためだけに作られた、月の影。
ただ、それだけの存在。それが私。
実際に私の中は何時でも何もなかった。
それを埋めるためにただひたすらムーンライトを憎んだ。
憎しみで自分の中をいっぱいに満たして。
けれど憎めば憎むほど、私の中は空っぽになるようだった。
奴さえ倒せば。
キュアムーンライトを倒せばきっとこの虚無感から解放される。
奴を倒せば、博士は喜んでくれる。
良くやったと褒めてくれる。
だから博士から離れろ。博士に触るな。
博士は、私の―――――
「もういいんだ」
私の体を優しく抱きしめて、博士は言う。
「お前は私の娘だ」

「・・・お父さん」

身体の中が憎しみではない何かで満たされていく。
私が欲しかったのは、きっと此れなのだ。


***
ダークプリキュアが消えてしまった・・

本当に欲しかったものは憎しみではなく
お父さんの愛だったみたいなカンジで・・
悲しい子を作ったものだよ;

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