忍者ブログ
<< 2025/05 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  >>
ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

此れもう自転車に二人乗りした方がよっぽど楽だと思うんだけど。
いや別にいつもじゃんけんに負けてリヤカー引かされてるから言ってる訳じゃないんだけどさ。
「つかもうホントマジで此れ自転車だけでよくね?」
リヤカー不用説を唱えるオレに真ちゃんは言った。
「何を言うのだよ。リヤカーがあるからこそ足腰が鍛えられるのだよ」
「じゃー真ちゃん漕いでよ」
「じゃんけんに負ける方が悪いのだよ」
澄ました顔で真ちゃんは言う。
チクショー。
何でそんなにじゃんけんに強いんだよ、と言えば、当然のように、人事を尽くしているからなのだよ、と返される。
おは朝信者最強ってことですか。
しかしめげないオレはさらに2ケツを推してみる。
緑間は195cmの長身で、正直2ケツは漕ぐのもビジュアル的にもキツイものがある気がするが、リアカー付きよりはマシな筈だ。
すると真ちゃんはこうのたもうた。
「自転車の二人乗りは道路交通法違反なのだよ」
ああ、そーでしたね。
思わず遠い目になる。
未青年同士の自転車の二人乗りは道路交通法違反なのでした。
真ちゃんは妙なトコ真面目で困る。
つか自転車でリヤカー引くのは違反じゃない訳?教えてお巡りさん!
「それに」
真ちゃんは続けた。
「自転車に二人乗りなど付き合っている二人がすることなのだよ」
「はあ?」
ナニソレ。其れは何処の国の法律?
何でそんな思い込みが出来上がってるの。おは朝で何か言ったん?

「じゃあさ―もうオレ達付き合っちゃう?」

オレがそう言ったら真ちゃんはふざけるなってすげえ真っ赤になってた。
いや半分本気だったんだけどな。



END

***
始まりかけてる緑高
真ちゃんは馬鹿みたいに真面目で思い込んだら融通が利かないイメージ
高尾は臨機応変だけど時々コケるカンジ

拍手

PR
「ななななにすんですかああ!」
思わず声が裏がえる。
いきなり、しかも同性に、首筋にかぷと噛みつかれたらフツーはそう言う反応するだろう。
しかし噛んだ方は特に悪気も無さそうにさらっと言った。
「いやいつもあんパン食ってるから、甘いかと思って」
「甘い訳ないだろおおおお!」
甘いものを食べ過ぎて身体まで甘くなるなんて聞いたことが無い。
つーか甘味の取り過ぎで尿に糖が出てるのはアンタだろうが!
そもそもオレは毎日あんパン食べてる訳じゃないんですよ、張り込みの時だけです。
人の主食あんパンだとか思ってないでくださいよ。
ぎゃあぎゃあ騒ぎたてる山崎を余所に銀時は言った。

「うん、やっぱり甘い」


***
銀山

拍手文でした。

拍手

*注意!!笠松先輩と高尾がにょたです。やらかした!












「高尾さん、焼けましたね」
「あー先週海行ったんだー涼ちゃんたちと」
日焼け止め一応塗ったんだけどねーと高尾は笑う。
涼ちゃん、と高尾が呼んだ相手が同中だった黄瀬のことだと黒子はすぐに気が付いた。
「キミが黄瀬くんと親しいとは知りませんでした」
「親しいっつか、ほら、笠松クラスタだし」
なるほど、と黒子は納得する。
笠松は高尾の憧れるPGである。
女性ながら、カッコ良い、漢前、という言葉がよく似合う人物で、慕っている人間も多い。
その中でも高尾はかなり重度の笠松クラスタだ。
黄瀬の真似を交えながら高尾は言う。
「涼ちゃんに『笠松さんと海へ行きたいけど水着無いって言われたッスー』とか泣きつかれたからさ、此処は和ちゃんの出番でしょって一緒に買いに行きましょうって誘った訳」
みてみて、と差し出された携帯には海での写真。
「…黒のビキニですか」
想い人が居る身でもつい覗きこんでしまうのは男の性であろう。
「笠松さん着痩せするタイプなんだよね!めっちゃスタイルいいの!ほんで派手な色は嫌だっつから黒を勧めてみましたー」
涼ちゃんにも「グッジョブっす!」って言われたぜ!
そう言って親指を立てる高尾に黒子も同じようにしてみせた。
「グッジョブです」
「でしょでしょ!」
笠松と一緒に写る高尾は南国風な大柄の水着、同じビキニだ。
「高尾さんも可愛いですね」
「うん、対象的に派手にしようと思って。パレオが可愛かったし。そんで真ちゃんが蠍座のラッキーアイテムだってお花くれたの!!可愛いでしょ!」
ハイビスカスのような花の髪飾りを付けて笑う高尾の後ろに仏頂面の眼鏡が写っている。
嬉しいなら嬉しいという顔をすればいいのに。このツンデレめ。
「勿論こっちも負けずに蟹座のラッキーアイテムのお茶、冷やして持参しましたけどね!」
さすがはハイスペック嫁。というか。
「キミと話しているといつも何故か頻繁に惚気が入る気がするんですが此れはボクの気のせいですか」
「そんなこと無いよー」
いや、ある。絶対だ。
リア充爆発しろという言葉はとりあえず呑み込んでおく。
思い出したように高尾が言った。
「そういや初めてナンパされたんだ」
「初めてですか。意外ですね」
「えーやっぱナンパって第一印象顔でしょ。高尾さんのウリは愛嬌と懐っこさだけもん」
「キミは相当可愛いと思うんですが」
しかし真ちゃん真ちゃんと緑間にべったりではナンパの隙も無いかもしれない。
というか確実に其れが原因な気がする。
「緑間くんは居なかったんですか」
「真ちゃんと涼ちゃんは焼きそば買いに行ってくれてた」
だから笠松さんと荷物番してたの。
「そんでナンパして来た人たちがさ!『彼女達、二人で来たの~?』とか言うから『ううんー今2人買いだし行ってくれてるの~』っつーたの。したら『友達4人で来たの~?』とか聞かれてさ。そしたら!笠松さんが超可愛いの!超可愛いの!!大事なことだから2回言うけど!!」
コーフンして高尾は机をバンバン叩く。
此処がマジバだということを忘れないで欲しい。
「『か、カレシと来た!』とか言って真っ赤になっちゃって…!!もう何なのあの人!姐さん呼びたくなるくらいカッコ良い漢前なのに超可愛い!!」
ああ写メか動画撮っておくんだった…!と拳を握る高尾は本気である。
「そしたら丁度其処に涼ちゃん帰って来てさー。もう、後でこんな可愛かったんだよ~っ見れなくて残念だったね~って羨ましがらせてやろうと思ったのにっ」
「…思ったんですが高尾さん時々黄瀬くんに冷たいですね」
「えーだって我らの笠松先輩を奪ったオトコだよ?!笠松先輩大好きわんわんお!な駄犬じゃなかったらもうマジ血祭りに上げてるトコだよ。モデルなんてさー最初遊びかと思ったし…でも笠松さんが涼ちゃんのことホント大好きだってわかるしさーそうしたらもう応援するしかないでしょ」
でもやっぱ悔しい訳よ。其れがつい出ちゃうんだよね。
笠松さんが人のモノだなんて…!と高尾は再び拳を震わせる。
「歪み無い笠松クラスタですね」
「ありがとー」
いや褒めてませんから。
「でも涼ちゃんも可愛かったんだよ!『せ…幸さん!』ってセンパイって呼ぼうとしたくせに知らない男が居るもんだからさー名前で言い直してんの!結構独占欲強いよね。其れでまた笠松さんが『涼太』とか呼ぶしまた赤くなるし何なのマジ天使なの!?」
もうホントマジ可愛い!
高尾はまた騒いだ。
「そんでナンパしてきた奴らも涼ちゃん見たら固まっちゃってさ。まあ中身残念だけどイケメンだからね。ホント残念なイケメンだけど。こりゃ勝てないって一瞬で敗北を悟ったんじゃない?矛先がこっち向いてきた訳」
残念なイケメンをさりげなく連呼する高尾に心の中で同意する。
「『キミもカレシと来たの~?』って。だからあのイケメンに対抗出来る美人はアタシの真ちゃんくらいだよ!って言っといた!」
真ちゃんには何を言ってるのだよって言われたけどね!
話終わった高尾は氷の解けたジュースを飲み干した。 

「キミの話を聞いているとやっぱり最終的には惚気になる気がするんですけど」

リア充爆発しろ。
今度こそ黒子は言ってやった。


***
黒バス
黄笠 緑高
まさかの女体化でスイマセン…
だってナンパされて「ひとり~?」とか聞かれた笠松先輩が
「カレシと来た」とか言って真っ赤になったら可愛いな!と思ってしまったんですもの
高尾が歪みない笠松クラスタで真ちゃん厨です
誰とでも仲良くできる高尾は黒子とも仲良しってことで
あと全然出てきませんでしたが黒→火です

拍手

「ほい」
日向は目の前に差し出された半分のどら焼きを見て、それから其れを差し出してきた木吉のにこにこ笑う顔を見て、視線を本へ戻した。
「いらね」
「え、美味いぞ?」
「オレは今本読んでんだよ」
邪魔すんじゃねえあっち行けダアホ。
「ああ本が汚れるもんな」
日向のあっち行けという視線は木吉にはまったく通用しなかった。
目つきが悪いのには定評があるというのに。
木吉は相変わらず馬鹿みたいににこにこ笑いながらどら焼きをこっちへ向けている。
「いらねっつーてんだろが」
「うん、大丈夫。食べさせてやっから」
「は?」
何が大丈夫だ、何が。
どら焼きを持つと手が汚れる、手が汚れると本も汚れる、だから日向はどら焼きを要らないと言っている、と木吉は思ったらしい。
其処から「食べさせてやるから大丈夫」にすっ飛ぶところが天然の怖い処だ。
なんだつまりオレに「あ~ん」って口開けろっつーてんのかこのダアホは。
ふざけんなあっち行けダアホ。
何度ダアホを連呼しても木吉は「大丈夫」と言うばかりである。
大丈夫じゃねえんだよ何で男同士でそんなことしなきゃなんねえんだ。
キモイだろ。
日向の主張にも木吉は「そうか?」とやっぱり惚けた顔で首を傾げるだけだ。
「このどら焼き美味いぞ」
だから天然は嫌なんだ。
木吉を天然という言葉で括るには、腹黒すぎる気もするが、とにかくこの場は食べなければ収まらないらしい。
日向は大きくため息をついて渋々口を開けた。


「どら焼き食べるだけで30分ほど攻防を繰り返していました。木吉先輩の粘り勝ちです」
その場に居合わせた、というか、最初から居たのだが気が付いて貰えなかった為デバガメすることとなった黒子は火神にそう報告した。
「すげえな、30分も見てたのかお前」
火神は的を射てるんだか全く外れてるんだか、よく解らない感想を漏らした。

END

***
木日
ツンデレがデレるまでを観察する黒子様
エンドカードを見たら書かねばならぬと言う気分になった。
何なの木日って公式カプなの!?

拍手

「木吉先輩って少し変わってますね」
「ああ?」
黒子の言葉に日向は語尾を釣り上げた。
「あれは『少し』なんて可愛いもんじゃないんだよ!すげえ変わってるっつーんだ、変人なんだよ!だいたいドヤ顔で『花札』とか言う馬鹿が居るか!バスケと全然関係ないだろが!!」
此れは地雷を踏んでしまったのかもしれない。
試合中でもないのにクラッチタイムか、そう思いながら曖昧に「はあ」とか返答すると日向は我に返ったようだ。
「…まあ恩人ではあるんだがな」
ほんの少し視線をずらしてぼそりと付け足す。
その一言でなんだか納得してしまった。
「…主将は木吉先輩が好きなんですね」
「あ゛あ゛?」
先ほどよりもドスの利いた低い声を放って日向は黒子を見た。
「黒子お前、オレの話聞いてたか」
「聞いてました」
どす黒いオーラを放ちながら日向は言う。
「聞いててそんなこと言うのかダアホ」
「聞いてたから言うんですよ」
黒子は怯まない。
「お前馬鹿なの。日本語でオケ?」
「いえ、国語だけは成績いいです」
他はすべて平均点ですが。
本を読むのが好きなので、と前置きして黒子は続けた。
「行間を読むっていうんですか、このシーンで登場人物は何故こう言ったのか、とかどうしてこういう行動を取ったのか、とか考えながら読むと面白いんです。だから」
「だからオレの言ってることも行間を読んだとか言う訳かよ」
「そういう訳です」
日向は大きくため息をついた。
「あのな、いつも言ってるだろが。オレはアイツが大嫌いだ」
「ああ、なるほどそうですか」
日向の宣言をどう取ったのか、黒子は大きく頷いた。

「此れがツンデレって奴ですね」

「誰がツンデレだダアホ!!」
「なあツンデレって何だ?」
其処へ大型犬がのっそりと首を突っ込んだ。
「お前は!さらっとまじってくんじゃねえ!あっち行ってろ!!!!ダアホ!!」

ツンデレって言うのはまさにアナタが抱きついてるその人のことです。



黒子は勿論言わなかった。



***
木日
なるほどツンデレなら嫌いと連呼しても仕方あるまい
と納得した黒子様は
痴話喧嘩に巻き込まれることを嫌って
沈黙なさった
と言う訳です(笑)

拍手