ぽえまのこうしん
更新記録と小ネタ。
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体育館の入り口で今吉さんが世間話のように言う。
「蝉って何で死んどんのかと思って近づくと急に動くんやろな」
目の前には死にかけの蝉が落ちている。
今吉さんの言葉通り、時折思い出したようにジジジ、と動く。
オレは聞いてみる。
「今吉さんアンタ蝉嫌いなの」
「………」
返事はない、ただの屍のようだ。
じゃなくて、何で黙るんだアンタ。
普段ならのらりくらりと回答を避けてその胡散臭い笑みで持って本当の事さえ嘘にしてしまうくせに。
じっと見てると今吉さんは口を開いた。
「…急に動くとビビらん?」
「別に」
何で蝉にビビらなきゃなんねーんだ。
アイツらはオレに捕まる為に存在してるんだよ。
蝉の方はそう思ってないだろうけど。
それはともかくオレはもう一回聞いてみる。
「今吉さんアンタ蝉嫌いなの」
今吉さんは言う。
「…別に嫌いやないけど」
「ふうん」
コンクリの上に転がっている蝉を持ち上げたら今吉さんがぎゃあ!と悲鳴を上げた。
アンタでもそんな声出すんだな。
面白い。
「嫌いじゃないんだろ」
そう言って蝉を持ったまま近づくとじりじり下がる。
緊迫するその攻防を破ったのは他者のやや呆れ気味の声だった。
「何やってるんだ」
「諏佐あ!」
「ちっ」
諏佐サンの登場に、オレは思わず舌打ちした。
今吉さんは諏佐さんの後ろに隠れる。
っつーか、
「何でアンタ、そーやって何かってーと諏佐さんトコ行くんだよ」
「は?だってワシ諏佐好きやし」
仲良しやもん。
もんじゃねーよもんじゃ。
「何でアンタ諏佐さんトコ行くんだよ」
「何でおんなじことループすねん。さっき言ったやろが」
「何でアンタ諏佐さんトコ行くんだよ」
「ナニコレ、ワシ選択間違えた?バッドエンドかいな」
RPGのノンプレイヤーキャラみたいになっとるで青峰。その台詞しか喋れんのかいな。
じりじり蝉を持って近づくオレと諏佐さんを壁に逃げる今吉さん。
「どうでもいいけどオレを巻き込むなよ」
諏佐さんがそう言ったけど、オレのせいじゃねえよ。
***
青今+諏佐
セミを捕まえる青峰と蝉が苦手な今吉さんと保護者諏佐。
諏佐は内心青峰を「好きな子を虐める小学生か」と思ってる。
いやでもホント毎年蝉ってなんで人が通ると急に動くんだろう…と思う。
「蝉って何で死んどんのかと思って近づくと急に動くんやろな」
目の前には死にかけの蝉が落ちている。
今吉さんの言葉通り、時折思い出したようにジジジ、と動く。
オレは聞いてみる。
「今吉さんアンタ蝉嫌いなの」
「………」
返事はない、ただの屍のようだ。
じゃなくて、何で黙るんだアンタ。
普段ならのらりくらりと回答を避けてその胡散臭い笑みで持って本当の事さえ嘘にしてしまうくせに。
じっと見てると今吉さんは口を開いた。
「…急に動くとビビらん?」
「別に」
何で蝉にビビらなきゃなんねーんだ。
アイツらはオレに捕まる為に存在してるんだよ。
蝉の方はそう思ってないだろうけど。
それはともかくオレはもう一回聞いてみる。
「今吉さんアンタ蝉嫌いなの」
今吉さんは言う。
「…別に嫌いやないけど」
「ふうん」
コンクリの上に転がっている蝉を持ち上げたら今吉さんがぎゃあ!と悲鳴を上げた。
アンタでもそんな声出すんだな。
面白い。
「嫌いじゃないんだろ」
そう言って蝉を持ったまま近づくとじりじり下がる。
緊迫するその攻防を破ったのは他者のやや呆れ気味の声だった。
「何やってるんだ」
「諏佐あ!」
「ちっ」
諏佐サンの登場に、オレは思わず舌打ちした。
今吉さんは諏佐さんの後ろに隠れる。
っつーか、
「何でアンタ、そーやって何かってーと諏佐さんトコ行くんだよ」
「は?だってワシ諏佐好きやし」
仲良しやもん。
もんじゃねーよもんじゃ。
「何でアンタ諏佐さんトコ行くんだよ」
「何でおんなじことループすねん。さっき言ったやろが」
「何でアンタ諏佐さんトコ行くんだよ」
「ナニコレ、ワシ選択間違えた?バッドエンドかいな」
RPGのノンプレイヤーキャラみたいになっとるで青峰。その台詞しか喋れんのかいな。
じりじり蝉を持って近づくオレと諏佐さんを壁に逃げる今吉さん。
「どうでもいいけどオレを巻き込むなよ」
諏佐さんがそう言ったけど、オレのせいじゃねえよ。
***
青今+諏佐
セミを捕まえる青峰と蝉が苦手な今吉さんと保護者諏佐。
諏佐は内心青峰を「好きな子を虐める小学生か」と思ってる。
いやでもホント毎年蝉ってなんで人が通ると急に動くんだろう…と思う。
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「わしな、ホンマは妖怪サトリやねん」
何を言い出したんだこの腹黒眼鏡は。
卒業式だと言うのに見送りにも来ないで屋上で寝こけてる一年坊主に嫌味でも言いに来たのかと思ったがそうでもないらしい。
からかいに来たのだろうか。
実は人間じゃありません妖怪なんです、なんて、納得こそすれ驚かない。
「ああそう。やっぱりな」
「そんな反応かいな。もっと突っ込んでや」
突っ込みを期待するな。この関西人め。
変人だとは思っていたがやはり変人だったようだ。
思えば初対面から変な奴だった。
「そんでサトリが何の用だよ」
「いや最後やしな」
最後、という言葉が胸に痛みをもたらす。
人の心が読めるとか抜かしておきながらサトリは知らん顔だ。
「サトリはなあ、いろんな人間の声が聞こえんねんや。10人も20人も頭ん中でいっぺんに喋られてみい。頭痛うなるわ」
そりゃ大変だな、と適当にオレは言った。
「でもな、我の強い奴ん側におるとソイツの声が強うて其れしか聞こえなくなんねん」
「我の強い奴ってオレかよ」
「そうや」
にやりとサトリは笑う。
そう言えばこのサトリは、勧誘に来た時も何か言ってたっけ。
繊細で、勝つことで孤独になるのを怖がってる。
あの時は何言ってやがんだコイツ、と思ったが。
今は解る。
オレがただの臆病で馬鹿な子供だったって。
「今も」
オレは言った。
「オレの声が聞こえてんのかよアンタ」
サトリはやっぱり何を考えているかわからないつもの笑顔で笑う。
「青峰」
「何度も言うけどなあ、最強はお前や」
「頑張りや」
ひらひらと手を振って去っていくサトリの後ろ姿に泣きそうになる。
オレはもっとアンタとバスケがしたかった。
***
青今・今吉さん卒業
今吉さんが居てくれたから青峰は桐皇でバスケ続けられたんだよなあって。
続けてなかったらまたバスケ楽しいなって思えるようになれなかった訳だしさ。
もし青峰がもっと真面目に練習していたらどうだったのかなって後悔はしてない筈だけどねあの子。
と言う訳でうっかり青今ハマってるし。アニメで今吉さんと笠松さんでウチの子が一番自慢するからさ。
そんでやっとコミックス集め終わったら勧誘来てるよこの人妖怪サトリ繊細てアンタ!
ってな話です。
何を言い出したんだこの腹黒眼鏡は。
卒業式だと言うのに見送りにも来ないで屋上で寝こけてる一年坊主に嫌味でも言いに来たのかと思ったがそうでもないらしい。
からかいに来たのだろうか。
実は人間じゃありません妖怪なんです、なんて、納得こそすれ驚かない。
「ああそう。やっぱりな」
「そんな反応かいな。もっと突っ込んでや」
突っ込みを期待するな。この関西人め。
変人だとは思っていたがやはり変人だったようだ。
思えば初対面から変な奴だった。
「そんでサトリが何の用だよ」
「いや最後やしな」
最後、という言葉が胸に痛みをもたらす。
人の心が読めるとか抜かしておきながらサトリは知らん顔だ。
「サトリはなあ、いろんな人間の声が聞こえんねんや。10人も20人も頭ん中でいっぺんに喋られてみい。頭痛うなるわ」
そりゃ大変だな、と適当にオレは言った。
「でもな、我の強い奴ん側におるとソイツの声が強うて其れしか聞こえなくなんねん」
「我の強い奴ってオレかよ」
「そうや」
にやりとサトリは笑う。
そう言えばこのサトリは、勧誘に来た時も何か言ってたっけ。
繊細で、勝つことで孤独になるのを怖がってる。
あの時は何言ってやがんだコイツ、と思ったが。
今は解る。
オレがただの臆病で馬鹿な子供だったって。
「今も」
オレは言った。
「オレの声が聞こえてんのかよアンタ」
サトリはやっぱり何を考えているかわからないつもの笑顔で笑う。
「青峰」
「何度も言うけどなあ、最強はお前や」
「頑張りや」
ひらひらと手を振って去っていくサトリの後ろ姿に泣きそうになる。
オレはもっとアンタとバスケがしたかった。
***
青今・今吉さん卒業
今吉さんが居てくれたから青峰は桐皇でバスケ続けられたんだよなあって。
続けてなかったらまたバスケ楽しいなって思えるようになれなかった訳だしさ。
もし青峰がもっと真面目に練習していたらどうだったのかなって後悔はしてない筈だけどねあの子。
と言う訳でうっかり青今ハマってるし。アニメで今吉さんと笠松さんでウチの子が一番自慢するからさ。
そんでやっとコミックス集め終わったら勧誘来てるよこの人妖怪サトリ繊細てアンタ!
ってな話です。
部室でスマホを弄る森山の横から小堀が手元を覗き込んでいる。
最近スマホに替えた森山は当初扱いにくいと言っていたのだが、大分慣れてきたようだ。
ネットをやるならスマホの方が便利らしい。
スマホに替えた理由が、女の子にモテそうだから、と言う辺りが安定の残念さだが。
「なんだ小堀もスマホにするのか?」
興味深々といった小堀の様子に笠松は言った。
「いやそう言う訳じゃないけど、森山が賃貸のサイト見てるから」
「ネットの方が情報早いしな」
森山が言う。
「笠松だって大学行ったら一人暮らしするんだろ?早めに部屋見つけておいた方がいいぞ」
「……そうだな」
そうだ、そろそろそういうことも考えなくてはいけないんだった。
まだバスケのことだけ、考えていたいのに。
笠松の気持ちを察したのか、小堀がフォローのように言う。
「春になってからだと、いいトコはもう埋まっちゃってるから、早い方がいいんじゃないかって話だよ」
そんな慌てて決めることでもないけどね。
小堀が気を使ってそう言ってくれるのはよくわかったので、笠松も反対側からスマホを覗き込んで見た。
「笠松はペット可物件じゃないと駄目だしな」
尚更早く探さないと。
森山の言葉に笠松は首を捻る。
「ペットを飼うつもりはないぞ」
「もう飼ってるじゃないか」
笠松の家ではペットは飼っていないし、一人暮らしでちゃんと世話できるかわからないのに飼うつもりも無い。
其れは森山だって知っている筈だ。
森山が出入り口の方を指す。
「ほら」
丁度部室のドアが開いてゴールデンレトリバー、もとい黄瀬が入って来たところだった。
ああ、なるほど。
「…って、飼ってねえよ!」
思わず納得しかけたことは棚に上げて森山をドツく。
黄瀬は此方で騒いでいるのが気になったのか、話題にされていると気付いたのか、ひょこひょこと此方にやって来た。
「どーしたんスか?」
ケロリと森山が言う。
「いや笠松が大学行って一人暮らし始めたら、黄瀬も遊びに来いよって」
「言ってねえ!」
突っ込んだが其処は聞こえなかったかのように犬は尻尾をぶんぶん振り出した。
「ホントっスか!嬉しいッス!!!」
実を言うとこのまさに犬っコロのようなきらきらした目にちょっと弱い。
素直に嬉しいという気持ちに溢れていて無碍に出来ない。
自分が結構犬が好きだったと言うことに最近気がついた。
「…ちゃんとサボらずに練習したらな」
「勿論サボったりしないッスよ!」
仕事も一生懸命やるっスけど!
多分この犬に弱いことを勘付いている悪友がにやにや笑う。
「黄瀬が泊まりに来ても布団敷けるくらいの部屋は借りないとな」
そして早めに部屋を見つけとけば、と言う話に戻るらしい。
しかし黄瀬はきょとんとして言った。
「えっ、オレ、先輩の布団で一緒に寝るから全然大丈夫ッスよ?」
「てめえ何言ってんだシバくぞ!!」
口より先に手が出てしまったのはいつものことだが、この場合仕方ないと思う。
END
***
黄笠
周囲から飼い主認定されてる先輩と
安定のわんこ。
そして実は付き合ってる(笑)
バレテいないと先輩は思っているけど多分勘付かれてる(^^ゞ
黄瀬はぽろっと余計なことを言ってしまうタイプかと。
*女体化注意
「浴衣ッスか」
「可愛いでしょ!」
目を輝かせる黄瀬に、高尾はくるりと回ってみせた。
下駄は持参で此処で履き換えたらしい。
なかなかに用意周到だ。
「笠松さんは浴衣じゃないんですか」
「持ってない」
「先輩の浴衣姿、見たかったッス!!」
「ええ!言ってくれれば買い物付き合ったのにー」
笠松の持ってない宣言にほぼ同時に高尾と黄瀬が騒ぐ。
何か此れ水着の時と同じパターンな気がする。
「最近は安いんですよー帯もセットで売ってるし」
「今更もう要らないだろ」
夏ももう終わりだ。
「じゃあ初詣には振り袖で来てくださいッス」
「馬鹿かお前は」
あんな混む処に邪魔くさい上に歩きにくい着物で行くなんてありえない。
「じゃあ成人式!なんならアタシがレンタルから着付けまでバッチリ手配しますから!!」
「なんでお前に手配して貰わなきゃなんないんだ。つかお前ら人の成人式見に来るつもりか!」
「勿論です!!」「勿論ッス!!」
なんでだよ。
息の合った返事に笠松は長い溜息をついた。
来ると言ったら絶対来るだろうコイツらは。
なんかもう諦めた。
「…わかった、成人式はちゃんと着る」
「わーい!!」
両手を上げて高尾が笠松に抱きついた。
笠松さん大好き!と騒ぐ。
それに対して犬は不満気だ。
「なんかセンパイ、高尾っちには優しい!ズルイっす!!」
「うっせえ」
「そうだ、オトコの嫉妬はみっともないぞ涼ちゃん」
笠松にべったりひっついたまま、高尾がべえと舌を出す。
その高尾をべり、と緑間が引き剥がした。
引き剥がしたかと思ったらそのまま歩きだす。
「え、ちょ、真ちゃん速いって、下駄だから歩きにくい、」
ぐいぐい引っ張って歩く緑間に高尾が言うのを聞きながら笠松は思った。
ああ、ヤキモチか。
可愛いトコあるじゃないか、緑間も。
思わず笑ってしまった。
泣いたり笑ったり忙しいウチの黄瀬と違って、何時も冷静で動じたりしないタイプなのだと思っていた。
そんなことはない、フツーの高校生だ。
笠松の背中に今度は黄瀬がへばり付く。
すっかり拗ねている風な黄瀬に笠松は言った。
「…オトコの嫉妬はみっともないんだってよ?」
「…オレ、みっともないっすか?」
みっともない、と思われたくは無いらしい。
なんというか、此れだけ盛大に拗ねて見せて、それでも彼女の前でカッコ付けたい気持ちもあるなんて本当に。
「いや可愛いと思う」
END
***
黄笠で緑高で女体化
高尾は笠松クラスタで真ちゃん厨
黒子さまは火神さんはボクの嫁で高尾さんと仲良し
黄瀬は笠松先輩わんわんお!
笠松さんは懐いてくる高尾ちゃんを可愛がってる
そして真ちゃんはあんまり口には出さないけど高尾を大事に思ってる
というただの俺得
あんまりちゃんと考えてないけど
火神>でかい。笠松>けっこうある。美脚。高尾>美乳。足細い。
出す予定ないけど日向>そこそこある。
「浴衣ッスか」
「可愛いでしょ!」
目を輝かせる黄瀬に、高尾はくるりと回ってみせた。
下駄は持参で此処で履き換えたらしい。
なかなかに用意周到だ。
「笠松さんは浴衣じゃないんですか」
「持ってない」
「先輩の浴衣姿、見たかったッス!!」
「ええ!言ってくれれば買い物付き合ったのにー」
笠松の持ってない宣言にほぼ同時に高尾と黄瀬が騒ぐ。
何か此れ水着の時と同じパターンな気がする。
「最近は安いんですよー帯もセットで売ってるし」
「今更もう要らないだろ」
夏ももう終わりだ。
「じゃあ初詣には振り袖で来てくださいッス」
「馬鹿かお前は」
あんな混む処に邪魔くさい上に歩きにくい着物で行くなんてありえない。
「じゃあ成人式!なんならアタシがレンタルから着付けまでバッチリ手配しますから!!」
「なんでお前に手配して貰わなきゃなんないんだ。つかお前ら人の成人式見に来るつもりか!」
「勿論です!!」「勿論ッス!!」
なんでだよ。
息の合った返事に笠松は長い溜息をついた。
来ると言ったら絶対来るだろうコイツらは。
なんかもう諦めた。
「…わかった、成人式はちゃんと着る」
「わーい!!」
両手を上げて高尾が笠松に抱きついた。
笠松さん大好き!と騒ぐ。
それに対して犬は不満気だ。
「なんかセンパイ、高尾っちには優しい!ズルイっす!!」
「うっせえ」
「そうだ、オトコの嫉妬はみっともないぞ涼ちゃん」
笠松にべったりひっついたまま、高尾がべえと舌を出す。
その高尾をべり、と緑間が引き剥がした。
引き剥がしたかと思ったらそのまま歩きだす。
「え、ちょ、真ちゃん速いって、下駄だから歩きにくい、」
ぐいぐい引っ張って歩く緑間に高尾が言うのを聞きながら笠松は思った。
ああ、ヤキモチか。
可愛いトコあるじゃないか、緑間も。
思わず笑ってしまった。
泣いたり笑ったり忙しいウチの黄瀬と違って、何時も冷静で動じたりしないタイプなのだと思っていた。
そんなことはない、フツーの高校生だ。
笠松の背中に今度は黄瀬がへばり付く。
すっかり拗ねている風な黄瀬に笠松は言った。
「…オトコの嫉妬はみっともないんだってよ?」
「…オレ、みっともないっすか?」
みっともない、と思われたくは無いらしい。
なんというか、此れだけ盛大に拗ねて見せて、それでも彼女の前でカッコ付けたい気持ちもあるなんて本当に。
「いや可愛いと思う」
END
***
黄笠で緑高で女体化
高尾は笠松クラスタで真ちゃん厨
黒子さまは火神さんはボクの嫁で高尾さんと仲良し
黄瀬は笠松先輩わんわんお!
笠松さんは懐いてくる高尾ちゃんを可愛がってる
そして真ちゃんはあんまり口には出さないけど高尾を大事に思ってる
というただの俺得
あんまりちゃんと考えてないけど
火神>でかい。笠松>けっこうある。美脚。高尾>美乳。足細い。
出す予定ないけど日向>そこそこある。
*女体化注意
「週末、海常の近くで割と大きな花火大会があるんだって」
かがみんと一緒に行かない?といつもの人懐っこい笑みで共に高尾が言う。
「いいですね」
夏休みももう終わるし、最後くらいは何かカップルっぽいイベントを楽しみたい。
「アタシ浴衣着てこうと思ってんの」
「下駄だと歩くの大変じゃありませんか」
黒子がそう言うと高尾は、ちゃんと考えてますアタシ偉い、と胸を張る。
「会場までは靴履いてくよ。下駄は持ってくー」
成程、それは結構名案かもしれない。
「かがみんも浴衣でおいでよ。持ってる?」
高尾の問いに火神は少し申し訳なさそうに首を振った。
「持ってねえ。つか多分着れるのない」
「あー…既製品じゃ無理かもね。ゴメン」
謝った高尾は素早く話題を変える。
「でもかがみんは何処もでっかくて羨ましいわ。その豊かな胸を揉んでみたい」
「!!?」
高尾の手付きに火神が危険を感じたのか後退る。
「ちょっと高尾さん止めてください。そういうことを言っていいのはボクだけです」
「それセクハラだよテッちゃん」
「では揉みたいに訂正します」
「もっと酷くなった!」
セクハラ反対wwww
高尾は大笑いだ。
「止めろお前ら!」
本当に揉まれそうな火神はさらに後退する。
「彼氏であるボクには揉む権利があると思います」
「此れ以上育てちゃ駄目だよテッちゃん」
すでにこんな大きいのに!羨ましい妬んでやるぅ~。
騒ぐ高尾の後頭部にテーピングされた手が降ってきた。
「イッタ!酷い真ちゃん何で叩くの」
「やかましいのだよ!お前は時々下品で困る」
ぷりぷりと怒る緑間にぶうと唇を突き出して高尾は火神にへばり付いた。
「えーいいじゃん、かがみん可愛いんだものちょっとからかったってー。女の子はねえ可愛いものが好きなんだよぅ」
ぎゅうとしがみ付く高尾の頭を火神がそっと撫でた。
「…そうだな。オレも高尾は好きだ」
「へ?」
「高尾は可愛いと思う」
「えっ…」
火神の予想外の反応に、どう対応したらいいのか分からないらしく高尾は赤くなった。
可愛い。
さすがボクの天使達です。
「ええとありがと…?なんか照れる…」
「…おい黒子」
緑間が額に青筋を浮かべて呼んだ。
緑間の後ろから黒子は写メを取りまくっている。
「なんですか緑間くん。欲しいなら後で送ってあげます。このムッツリめ。火神さんマジ天使。高尾さんも超可愛いです。」
「誰がムッツリなのだよ!」
照れた高尾は火神の腕から逃れようとじたばたしている。
黒子は緑間だけに聞こえるように小声で呟く。
「ムッツリはともかく、緑間くんもっと高尾さんに可愛いって言ってあげた方がいいですよ。あの人、『可愛い』の括りの中に自分のこと入れていないカンジです」
その言葉に緑間が返事をするより早く、黒子は前に出て言った。
「火神さん、高尾さんが可愛いと言うのは同意しますが、好きというのは嫉妬します」
「嫉妬すんなよ!」
女同士なんだから問題ないだろ!と火神が怒鳴るのに、問題大有りです、と黒子は返した。
その黒子の横を通って、緑間が高尾の腕を取る。
「男だって可愛いものは好きなのだよ!」
男と言うものは意外に狭量で嫉妬深い生き物なんです。
自分の大切な人が他の人にべったりくっついているのなんてそうそう許せるものではないんです。
というか、自分の彼女可愛いから好きって言えって言ってるのに、解りにくい表現して。
ツンデレほど面倒くさい生き物は有りません。
「えっ!えっ、ちょっと真ちゃん」
もう用は済んだとばかりに緑間に引っ張られて去って行く高尾に黒子は言った。
「頑張って育てて貰って下さい高尾さん」
「ちょ、テッちゃん其れマジセクハラ!!」
***
緑高で黒火
「週末、海常の近くで割と大きな花火大会があるんだって」
かがみんと一緒に行かない?といつもの人懐っこい笑みで共に高尾が言う。
「いいですね」
夏休みももう終わるし、最後くらいは何かカップルっぽいイベントを楽しみたい。
「アタシ浴衣着てこうと思ってんの」
「下駄だと歩くの大変じゃありませんか」
黒子がそう言うと高尾は、ちゃんと考えてますアタシ偉い、と胸を張る。
「会場までは靴履いてくよ。下駄は持ってくー」
成程、それは結構名案かもしれない。
「かがみんも浴衣でおいでよ。持ってる?」
高尾の問いに火神は少し申し訳なさそうに首を振った。
「持ってねえ。つか多分着れるのない」
「あー…既製品じゃ無理かもね。ゴメン」
謝った高尾は素早く話題を変える。
「でもかがみんは何処もでっかくて羨ましいわ。その豊かな胸を揉んでみたい」
「!!?」
高尾の手付きに火神が危険を感じたのか後退る。
「ちょっと高尾さん止めてください。そういうことを言っていいのはボクだけです」
「それセクハラだよテッちゃん」
「では揉みたいに訂正します」
「もっと酷くなった!」
セクハラ反対wwww
高尾は大笑いだ。
「止めろお前ら!」
本当に揉まれそうな火神はさらに後退する。
「彼氏であるボクには揉む権利があると思います」
「此れ以上育てちゃ駄目だよテッちゃん」
すでにこんな大きいのに!羨ましい妬んでやるぅ~。
騒ぐ高尾の後頭部にテーピングされた手が降ってきた。
「イッタ!酷い真ちゃん何で叩くの」
「やかましいのだよ!お前は時々下品で困る」
ぷりぷりと怒る緑間にぶうと唇を突き出して高尾は火神にへばり付いた。
「えーいいじゃん、かがみん可愛いんだものちょっとからかったってー。女の子はねえ可愛いものが好きなんだよぅ」
ぎゅうとしがみ付く高尾の頭を火神がそっと撫でた。
「…そうだな。オレも高尾は好きだ」
「へ?」
「高尾は可愛いと思う」
「えっ…」
火神の予想外の反応に、どう対応したらいいのか分からないらしく高尾は赤くなった。
可愛い。
さすがボクの天使達です。
「ええとありがと…?なんか照れる…」
「…おい黒子」
緑間が額に青筋を浮かべて呼んだ。
緑間の後ろから黒子は写メを取りまくっている。
「なんですか緑間くん。欲しいなら後で送ってあげます。このムッツリめ。火神さんマジ天使。高尾さんも超可愛いです。」
「誰がムッツリなのだよ!」
照れた高尾は火神の腕から逃れようとじたばたしている。
黒子は緑間だけに聞こえるように小声で呟く。
「ムッツリはともかく、緑間くんもっと高尾さんに可愛いって言ってあげた方がいいですよ。あの人、『可愛い』の括りの中に自分のこと入れていないカンジです」
その言葉に緑間が返事をするより早く、黒子は前に出て言った。
「火神さん、高尾さんが可愛いと言うのは同意しますが、好きというのは嫉妬します」
「嫉妬すんなよ!」
女同士なんだから問題ないだろ!と火神が怒鳴るのに、問題大有りです、と黒子は返した。
その黒子の横を通って、緑間が高尾の腕を取る。
「男だって可愛いものは好きなのだよ!」
男と言うものは意外に狭量で嫉妬深い生き物なんです。
自分の大切な人が他の人にべったりくっついているのなんてそうそう許せるものではないんです。
というか、自分の彼女可愛いから好きって言えって言ってるのに、解りにくい表現して。
ツンデレほど面倒くさい生き物は有りません。
「えっ!えっ、ちょっと真ちゃん」
もう用は済んだとばかりに緑間に引っ張られて去って行く高尾に黒子は言った。
「頑張って育てて貰って下さい高尾さん」
「ちょ、テッちゃん其れマジセクハラ!!」
***
緑高で黒火